この記事がとてもわかりやすかったので、リンクさせていただきます。
久しぶりに情報のまとめ。
実は、抗PD-1抗体と、抗PD-L1抗体の違いをあまりわかっていなかった。なるほど、こういうことかと。
平たく言えば、「そこ! くっついてないで離れなさーい!!」という指導を、二人のうちのどちらにするのか、みたいな。
反則してる方が悪いのは確かで、反則の武器を直に取り上げるのが、抗PD-L1抗体。
武器で身動き取れなくなってる方を助けるための、さらに強い武器が、抗PD-1抗体。
戦いの場面で、向こう側に回って、敵の利き腕を切り落としていく方がいいのか、こちらに援軍を送る方がいいのか。それは戦局次第なんだろうね。イメージとしては、前者はゲリラ戦を彷彿とさせる…。いや、どちらもそうだな。
この表を見る限り、メラノーマはオプジーボとヤーボイ。併用療法が認可されているのは、メラノーマと腎細胞がんのみなのか。ヤーボイの扱いって、かなり難しい位置にありそう。
治験だと、ONO-7701が第三相まで終わっている。手応えはどうなんだろう。これはIDO1阻害薬とオプジーボの併用だ。4482だと第二相まで終わっている。これは抗LG-3抗体とな。
そして今後の一手の有望株は、腫瘍溶解性ウイルスで、国の認可待ち。
未来の薬にも大いに期待したいところだけど、やっぱりパネル検査だよなあと思う。既に認可されてて、多数の患者への投与実績のある抗がん剤を使えるかもしれないのだから。
認可後にがん遺伝子パネル検査をして結果が出ている患者のブログは、今のところまだ無い模様。