水曜日夜、突然前歯が欠けそうになった。

正確には、虫歯治療をしてあった部分がずれたというか。亀裂が入ったというか。

あれ、ここは確か2年くらい前に治してもらったばかりのところ…。前歯に隙間が入るのは厳しい。これは放置出来ない。面倒臭いが仕方ない。ああしかし、何というタイミング…はあ。

 

で、やはりNCCの先生方にはお知らせすべきと考え、昨日の木曜日、NCCに電話。

まず歯科のU医師に相談をしたところ、話を聞く限りでは出血するような治療ではなさそうだから大丈夫でしょうと。それにしても、電話だとなんだか話し辛い…。どっと疲れた。

次にいつものT医師に。”どっか病院に行く様なことがあったらまず僕んところに電話ください”、と言われてたので。一瞬、黙っててもいいか、と思ったのだけど、私的に今トレンドな口腔内の出来事だから念のため。

「というわけで、一応お知らせしておこうと思いまして…」なんだかきまりが悪くて、へどもどしてしまった。

「あー、びっくりした!!」Tセンセを驚かせてしまった(笑)。さっそく、口腔内に来たのかと思ったらしい。まあそりゃそうだよね。すみません、今のところ大丈夫です。

 

無事、許可を貰って本日治療してきた。

治療にあたって、やっぱりオプジーボの話はしないとダメだよな…。黙ったままだと口腔粘膜への配慮もしてもらえないし。ううう…。がん種を言わなければいいしね。

 

予約する時に個室を希望し、部屋の中で、こっそりと歯科医に手短に口腔内の状態の説明をした。ここは、口腔外科も出来るので、普通の歯科よりは話が早いはず…。

「あの、私、がんになってしまって…」「!」先生の目が絵に描いた様な真ん丸に(笑)。

「で、オプジーボの治療をしているのですが」「!!」…さらに真ん丸で固定。

「副作用で、ものすごく稀な症例らしいのですが、口腔内の粘膜が扁平苔癬様の症状で。あと舌炎と…」

ようやく、その単語に反応し「うん、うん。そうなの! あらー」(註・この先生は男性)

「何もお知らせしないで口の中をお見せしたら、びっくりなさるかと思って」「わかりましたー。そうなのねー」

ミントが滲みる話をしたら、「ああじゃあ、歯磨き粉が!」と。でもオススメの歯磨き粉は無い様だった。ちょっぴり期待してたので残念。

話は変わるけど、皮膚科医の軟膏みたいなやつ、歯科医だと何だろう。歯磨き粉? 歯ブラシかな?

 

治療の際、ちょっとだけ口腔内を見て、「ああ、なるほどー」

そんな状態なので、唾液を吸引する機械は使わず、それもあって、いつもにも増して大変素早く治療していただけた。

そうそう、この先生、若いけどとても器用で腕が良くて、次に何をしますーといちいち声掛けをしながら、迷いなくパッパッパと済ませてしまう。キャラ設定はオネエなんだけどね(多分、わざとそうしてる感)。ちなみに小顔だし、ツヤツヤの茶髪で日焼けしてて、ジムとメンズエステ行ってるね?的な(笑)。

 

あーさっぱりした。

それにしても患者の電子カルテ、医者同士で共有してくれたらもっと楽だよね。私はまだギリギリ大丈夫だけど、お年寄りだと言葉足らずな事項が出てくるだろうし。

そんなシステム出来たらいいな。