前日の皮膚科でのお話を踏まえての、本日(5月11日)。

 

メラノーマ患者会主催の、ミートザエキスパート。ピッカピカの新研究棟の一室で、講義と質問回答の二部構成。

今年は、がん研有明病院の堤田先生と中央病院の山崎先生の講義。後半に大阪国際がんセンターから爲政先生と中央病院の中野先生と、4人で回答していただけた。Tセンセがいないのが残念!(笑)

こりゃーやっぱり、もっと突っ込んで訊くしかないだろ! ということで、携帯に質問をメモって、会場でガリガリと用紙に書きまくった。立て続けに粘膜の質問を飛ばしたのは、私であります(笑)。

だだだって! 皮膚じゃないんだもん…。

 

粘膜は特殊、というT医師のお話の裏付けを取るのだ。それが今日の私のミッション。

ゲストのお二方以外に、座席側にも見知ったレジデントがちらほら。中野先生応援かしら(笑)。中野先生、チラチラとそちらに視線を飛ばしていた。ゆかいな仲間たちって感じで楽しそう~(笑)。

でもみんな私のパンツの中身を知っている医師たち…いけない、またムカつい(略)。集中しなければ。

 

Q1:免疫チェックポイント阻害剤における、粘膜メラノーマの場合の副作用の発現ですが、独自の傾向はあるのでしょうか。

A:ない。皮膚の人と同じ。

 

Q2:皮膚の人が白斑や皮疹が出るように、粘膜だから粘膜関係に出やすいということはありますか? 

(→ これは私の書き方が悪かったのだろう、山崎先生に違う解釈をされてしまった。痛恨。世にも珍しい舌炎の副作用が出たのは、私が粘膜の人だからなのか知りたかったのだ。身体の粘膜部分に副作用が出やすいということはありますか、と書けば良かった! 今度、さらっとT医師に聞いておこう…)

粘膜部分に白斑が出ますか、という質問に変化しちゃった。

A:ない。

 

Q3:粘膜の人も白斑や皮疹が出ると治療成績は良くなるのでしょうか?

A:これも皮膚の人と同じ。出ると良くなる。

 

Q4:粘膜メラノーマの転移について教えてください。皮膚への転移はありますか? どこに転移するのが多いですか?

A:皮膚への転移はある。転移の場所は、皮膚の人と同じ傾向。

 

→ 皮膚転移の可能性、ショック!! 確か以前Tセンセが粘膜からの転移は無いと…。今後、全身の皮膚の観察をしなければ。で、主な転移先は、脳・肝臓・肺。メラノーマの好物。でもこれも、調べていると本当にどこでも転移することがわかる。骨、消化器、婦人科臓器、稀には心臓や喉も(稀に縁がある私、ドキドキ…)。メラノーマが悪性と言われる所以だね。どこでも住み着いて繁殖しちゃうその生命力ったら。

 

Q5:オプジーボ単剤投与での、粘膜の人の生存率のロングテイルは、だいたいいつから始まるのでしょうか? 

A:粘膜も皮膚も同じ。ただ、オプジーボは今年で認可5年目なので、そろそろロングテイルが出てくるかも。ヤーボイの方が古くて、ヤーボイは3年大丈夫なら10年大丈夫という結果が出ている(アメリカ)。でもオプジーボは、ヤーボイよりもさらにいいのではないかと期待されている。

 

Q6:粘膜メラノーマは皮膚メラノーマとは別の病気だと、数年前に山崎先生がおっしゃっていましたが、そうなると、世の中に出回っているメラノーマの解説はあまり当てはまらないということでしょうか。

A:そもそも日本人に多い足の裏・爪・粘膜のメラノーマは、欧米人的にはひとまとまりで、皮膚のメラノーマとは違うという認識。そういう意味で別の病気である。実際に遺伝子を調べると、紫外線の影響で出来るような、皮膚表面の体幹のメラノーマとは違う。別の病気というのは、タイプが違うということ。

 

Q7:粘膜のステージ分類表はありますか?

A:無い部分がたくさんある。そもそも鼻腔内だとステージは3か4しかない。膣・外陰部には無い。眼も無い。

 

→ やっぱり無いんだな。やっとスッキリ。無い理由も、次の質問の回答からなんとなく察せられた。

 

Q8:粘膜メラノーマの種類や定義、5年生存率など、資料があるのなら、教えていただけませんか。

A:(種類や定義はスルー)そもそも5年生存率というのは、ステージがあるからわかる。逆に、生存率からステージを決めていくという側面がある。とてもいいからステージ1、みたいな。なので、5年後に調査をしてみて、ステージ3と言われてた人がステージ2よりも生存率がすっごく良ければ入れ替わる。そんな見直しがある。よって、粘膜の場合、一律に5年生存率などはなかなか言われないのが現状。

 

→ 軽く誤魔化された感(笑)。でも、ステージ分類と5年生存率の関係はとても面白かった。

 

あんまり粘膜の特殊性は浮き彫りにされなかったが(笑)、むしろ、だからこそ特殊なのかもしれない。

おかげさまで自分の中で抜けていた穴が埋まった気がする。当たり前だけど、医学は奥が深いわ…。予定を超過して、びっちり4時間。ありがとうございました。

 

しかし、新薬さまさま。粘膜メラノーマの救世主なのは間違いない。例え奏功が3割弱だとしても…(ちなみに私はこの3割の中には入っていない。私の様なSDは約2割)。ロングテイル、どんどん伸びろー。

 

 

粘膜は以上です。

その他の質問については、私自身の備忘録として、次の記事でザックリと。