ちょっと眼科の話。
私の眼を見ていただいている近所の眼科医院。2代目というが、もう70歳近い方で、非常に穏やかでゆっくりおっとりという男性医師。さすが2代目。
たまたまの眼科検診で、私の視神経が生まれつき細いことを発見。その後、半年ごとの視野検査を3回くらいやって、良くない結果がブレないことで(笑)、先生の中では私の緑内障が確定したのだった。
だがその時点で病名を言われることはなく、
「このまま放置すると、10年後くらいには緑内障になってしまうので、それを遅らせる為にも点眼薬を始めましょう」
という話をされた。点眼薬が普通に効けば、発症は70歳以降とかですよ、と。それでも発症は確定かい…と、その時は思ったものだ。
視野検査というのは、確かにやるたびに結果が違うんじゃないかなーと思わせるほどの、患者本人の技量(?)次第という側面がある。
簡単に言うと、パラボラアンテナみたいなところに顔を突っ込んで、片目ずつ、ある一点を見つめながら漫然とあちこちに光る点を感じるたびにボタンを押すというもの。
繰り返しの検査で、私はいつも同じ部分の視野が欠けていることが判明している。ただ、本当に自分ではわからない。片目になって真っ白い壁を見つめても、どこなのか不明。抜けているのは、ほんの小さな針のシミくらいの大きさだから。それでも緑内障なのだね。
眼科医の忖度により、私自身の理解は、
「生まれつき視神経が細いせいで、もともと視野が欠けていた。このままだと緑内障になっちゃうかも」
というものにとどまっていた。
だが、真実は、
「生まれつき視神経が細いせいと加齢により、緑内障を発症した」
である。この差異にちょっとショック。
で、去年の夏の終わり頃、メラノーマだと判明した時は、「なーんかもう緑内障なんてどうでもいーなー。10年後? そこまで生きてないわけだし。眼科も行くのやめよっかなー」とまで思っていた。実は今もほんの少しそれは思っているが(笑)、10年後生存している可能性が出てきてしまったので、眼科通院継続決定。
と言いつつ、点眼薬をサボり気味になっていたのは前々回記事に書いた通り。視野欠損が少し増えた。さて、それは誰のせい?(笑)
もちろん薬をサボった自分のせい! でもね、もし現時点で自分が緑内障であることを知っていたら、私は点眼をサボっていなかった。なんであれ、病気に罹患しているという自覚は、私には絶対の意味を持つからだ。何しろ緑内障は、完全に治癒することはない病気だから…なんだか名前にメがつくどこかの病気に似ているな(笑)。
忖度問題、ちょっと奥が深いので続きます。