受診の帰りに、毎度反省することは。

自分のことなのに、上手く話せてないなあということだ。回りくどいというか。

そこは夫に言わせると、

「正確を期するために、説明が回りくどくなる場合はあるよね」

ということらしいけど。

簡潔かつ情報を漏らさずに相手に伝えることの、なんと難しいことか。

医師側からの質問は、なんであれ自分の病気についてのことなのは間違いないのだから、そんなことくらいは上手に説明出来るように備えておきたい。

 

同時に、自分が知りたいことへの質問の仕方も、工夫が必要なのだ。

最近その点を強く感じたのは、頬の内側の白い斑点の話。実は、私が知りたいのは「副作用かどうか」なのに、「怖い病気じゃないから気にしなくていい」という回答しか引き出せてないという。2度も質問しておいて、この体たらく。最初からズバッと聞けよ自分…。

確かに、診察時の会話のアドバンテージは圧倒的に医師側にあるのだから、患者側はついていくのが精一杯というのも仕方のない状況なのかもしれないのだけどね! それにしても自分の質問くらいは、自分でコントロール出来ないとなあ。

 

でも、去年の初診時に比べれば、だいぶ話したいことを話せるようになってきた。最初から読んでいる方は、亀の歩みながらも進化している私の様子を感じ取ってくださっているかも。そして、医師側も別の意味でそうなのだろう。ようやく、そんなリラックスした空気を感じる。目指せ、名バッテリー。

 

今朝の日経新聞トップに、ゲノム医療の記事も出ていた。今の私にとってど真ん中の話だ。どんどんと味方が増えていく。がんセンター中央病院のMASTER KEYプロジェクトも、私の力強い援軍だ。標準治療が確立されていなかったり、患者数が少なくてなかなか治験が進まない希少がん。出来れば切除後は、オプジーボで全部決着がつくのを願うけど、武器が増えるかもしれないという希望。

希望は永遠の命なのだ。今、この言葉の意味を実感している。

 

病院の名前のミネラルウォーター。セブンイレブンにあった。70円。美味しい水道水という感じ。売り上げは研究の足しになるそうなので、せっせと飲もうと思っている(笑)。