9月に告知を受けてから、まだ1ヶ月半。

そんなこんなで周囲には秘密なのだが、入院の書類の中に、何かあった時の連絡先をなるべく埋めてねという用紙があった。悩んだ末に、夫の名前だけに(笑)。でも病院には別に何も言われなかった。

次の入院時にはそこに名前を入れちゃおうかなって思っている女友達と、先週、楽しく飲み散らかしてきた。希少がんにかかっている私の、希少な友人。2番目の職場で退職予定の私の代わりに入って来て、数ヶ月一緒に働いた。ただそれだけだったが、以来、25年間、付かず離れず。

 

最近、気に入ってる日本橋。にんべん直営の『だし場はなれ』。この前、お昼の炊き込みご飯にありつけなかったのでディナーでリベンジ。お店全体にだしの香りが漂い、日本人なら絶対に幸せになれる。でも料理のボリュームとしては、女性相手だろうなという感じ。働き盛りのサラリーマンはおらず、男性客は年配者ばかりだった。

 

「…メシのまずくなる話をしていい?」と前置きをして、いきなり。

まあ、さすがにこの年齢になると、そんなことで箸が進まなくなるということは一切なく。

「炊き込みご飯、美味しかったね~」「私、がんだからトイレ先に使うね」

さっそく、がんの印籠を使う。

 

次の店は屋外の席だったこともあって、飛ばしまくり。

がんセンターだの、メラノーマだの、オプジーボだの。ハッシュタグの単語を連呼しつつ杯を重ねた。スマホでHPを開き、私の主治医ととっても優しい婦人科医も紹介しておいた。

彼女は日常、多忙な社会人なのだが、夜の飲みなら何時まででも付き合ってくれる体力の持ち主。つい勢いづいて、ブログも教えてしまった。美味しい話はほとんどしちゃった後だったけど、適当に読んでくれている模様。

「オプジーボ、絶対に効くよ。あなた、運が強いもん。昔から」と、有難い励ましをもらう。だがメラノーマ(笑)。

それでも確かに、『不幸中の幸い』そのものを生きている最近…それについてはまた後日。いや、改めて書く必要はないかもしれない。これを読んでくださっている方々はとっくに気がついているかも。

魔法が解かれて、メラノーマと戦闘中のT細胞へ援軍。楽しい会話と楽しいお酒。これからもいっぱい送り込むからね!