7月24日に公開された「映画 ちいかわ 人魚の島の秘密」の大ヒットが続いています。物語はいわずもがな、キャラクターや音楽も、ものすごい作りこみがされているので、何度でも見に行きたくなる映画です。
実は4回鑑賞…。
モモンガでした。
しっぽのフワフワした感じをよくここまで!!
ありがちな色むらもなく、「これが入場者特典!?」と思うようなものでありました。
オフィシャルサイト
映画ちいかわ 人魚の島のひみつ : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ - 映画.com
スタッフ
スタッフ・声優・キャスト
監督:及川啓
原作:ナガノ
脚本:ナガノ
製作:川上洋一 古澤佳寛
エグゼグティブプロデューサー:松崎容子
プロデュース:今福太郎
プロデューサー:小峯雅隆 障子直登
キャラクターデザイン:辻智子
コンセプトアー:橋本真樹
プロップデザイン:高妻匠
色彩設計:長井彩香
美術監督:眞﨑萌
CG監督:中野祥典
撮影監督:岡﨑正春
編集:髙橋歩
音響監督:土屋雅紀
音響効果:倉橋裕宗
音楽:トクマルシューゴ 上水樽力
オープニングテーマ:ハチワレ(CV:田中誠人)
オープニングテーマ(作詞):ナガノ
アニメーションプロデューサー:溝口侃
アニメーション制作:CygamesPictures
宣伝プロデューサー:林原祥一 斎藤愛子 狩野裕明
キャスト
ちいかわ :青木遥
ハチワレ :田中誠人
うさぎ :小澤亜李
モモンガ :井口裕香
くりまんじゅう:淺井孝行
ラッコ :内田雄馬
シーサー :島袋美由利
古本屋 :春海百乃
島二郎 :最上嗣生
セイレーン:鈴木みのり
ヒトハ :寺澤百花
フタバ :鈴代紗弓
概要
イラストレーターのナガノさんが2020年よりX(旧Twitter)にて原作漫画を連載し、「日本キャラクター大賞グランプリ」を3度受賞、22年に放送開始されたテレビアニメもYouTubeでの見逃し配信総再生回数が4億回を超えるなど、数々の社会現象を巻き起こしてきた大人気コンテンツ「ちいかわ」をアニメーション映画化。
原作者・ナガノによる完全監修のもと、原作漫画シリーズの中でも特に人気の高い長編エピソード「セイレーン編」を映像化し、とある島を訪れたちいかわたちが繰り広げる大冒険を壮大な音楽と迫力の映像で描き出す。
出典:映画ちいかわ 人魚の島のひみつ : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ - 映画.com
感想
音楽はミュージカルにもできそう。
あの難しいキャラの動き、試行錯誤を繰り返しただろうと思われます。
旧約聖書、アーサー王伝説、八尾比丘尼伝説、食べ物でつるところは酒呑童子、島に上陸したセイレーンはモスラ(モスラ - Wikipedia)、「今日の日はさようなら」からはヱヴァンゲリヲン、三つの頭を持つ犬ケルベロス(ケルベロス - Wikipedia)など、いろいろな物語の要素が入り混じっていて、視聴者がそれぞれのキャラクターに寄り添いたくなるような物語構成。
そして、鬼滅の刃でも思ったのですが、キャラクターの掘り下げが深いと思います。主人公のちいかわは言葉にできないキャラ。ハイコンテクストな会話を支えているのがマイペースなハチワレ。私は、ちいかわは視聴者の心にある「言葉にならない思い」やモヤモヤを象徴しているのだと思います。
ハチワレとラッコ先生の会話は、成り立っているようで、どこか型通りすぎて、滑っているような気がしています。
ただ、ちいかわやウサギのように言葉にできない思いも大事だけど、言葉にしないと伝わらないことを彼らは伝えているような気がします。
そんなところに現れたのが島二郎。島二郎は、しがないカレー屋。たぶん、島民は様子が違うことから、敬遠していたのではないかと。
島民が逃げていくのに驚いたハチワレが「みんな知り合いじゃないの!?」というと、島二郎は「ぜんぜん…。繁盛してないもんで…な!!」と答えています。
「ぜんぜん」と「繁盛」の間の【何か】が抜けているんですよね。
島二郎が言わなかった言葉に哀しさが…
。ラッコ先生にないのは、島二郎の優しさと哀しみなのかなと。
セイレーンとの闘いが終わって、島二郎が言った言葉にびっくり。
「ひとまず、セイレーンとの戦いの終わりにカンパイ」
彼は、「勝利」ではなく、「終わり」と言っています。
52年前の1974年、宇宙戦艦ヤマト第24話「死闘! 神よ、ガミラスのために泣け!!」での、古代進の言葉、「学校でも社会でも、競争に勝てと言われ続けてきた。だが、勝者がいれば必ず敗者がいる。負けた者には、幸せになる権利がないのか——」が頭の中でリフレイン。
もし、ナガノさんでなかったら、そして、製作環境が日本でなかったら、このセリフはなかったのではないかと思います。
Xでは、行方不明の島民に寄り添いつつ、ヒトハとフタバがやったこと、セイレーンの恨み、どちらにも共感している人が多いように見えます。ナガノ先生は容赦なく、彼らの結末を最後にもってきていますが、「そうならないためにはどうしたらよかったのか」と思ったし、私と同じように考える人が多いと思いました。
物語の背景として色濃く感じたのは、2023年パレスチナ・イスラエル戦争 - Wikipedia。レイム音楽祭をきっかけとして、パレスチナのハマス政権が戦いをしかけ、1200名のイスラエル人を殺害、251名を拉致して戦争が勃発し、今も終わりが見えません。
関連書籍
映画の原作です。
ヒトハとフタバの関係は、高橋留美子先生の「人魚の森」に登場する佐和さんと登和(永遠?)さん姉妹によく似ています。
映像作品
効果音、幼虫が海を渡るシーン、島の祭りなど、このモスラが思い浮かびました。東映さんから出ている予告編をどうぞ。
モスラ 1961年
関連リンクなど
セイレーン≒ケルベロス? ナガノ先生はセイレーンの頭を犬張り子がモデルとのことでした。あの演出は、犬張り子からきたのかな…と。
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』原作・脚本:ナガノ オフィシャルインタビュー
平和と幸せを祈ろう!
→「争いはなくならない」を前提として、「どうしたら争いを最小限に終わらせられるのか」は永遠の【試行錯誤】【トライ&エラー】だと思います。
ただ、国際的に取決めしたのにも関わらず、大国が無視して有名無実化…
。その中で、地道に国際法を守ろうとする日本、誇りに思っています。
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