11月に読んでマイブームだったのは、菅原道真と在原業平の凸凹コンビ。同性とつるむんだったら、このくらいの凸凹加減が好き。世にいうBLはキャラタクターよりもバックで動かしている作者の心が見えるような気がして、苦手です。「フェンスの外はハッピーエンド」もその点で苦手な部類。何か、自分が知らない情報がてんこ盛りだったら、読む(見る?)かもですが。
右から紀長谷雄、在原業平、菅原道真
そんなわけで、日本三大天神のひとつと言われる荏柄天神社にお参りに行きました。
境内のご案内 | 鎌倉市にある荏柄(えがら)天神社 (tenjinsha.com)
荏柄天神社の鳥居
「丙」の字を意識していますよね?
拝殿
紋は「梅鉢」と呼ばれるもので、中心から放射線状に配置した花弁が太鼓のバチに似ていることに由来しているそうです。これは菅原道真が梅を好んだからなんでしょうかね。
かっぱ筆塚
絵筆塚
河童の絵がたくさんありました。その中にドラえもんも
絵筆塚から見た拝殿
大銀杏
大銀杏のそばに生えていた万両
11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1224
ナイス数:18応天の門 4 (BUNCH COMICS)の感想
道真のいいなづけ、宣来子ちゃん登場。また、第17話ではのちの応天門の変の重要人物が参集。伴善男・伴中庸親子、源信の弟で光源氏のモデルとされる源融。そして18話では藤原常行とひょんな出会い。そして、21話では問題児 紀豊城。最後は夢を買う話。これは鎌倉殿でもありましたよね。
読了日:11月30日 著者:灰原 薬応天の門 3 (BUNCH COMICS)の感想
道真の長兄の死の真相、清和天皇の母の真相が明らかになる巻。古今東西、魑魅魍魎はよくあるもので、権力で家を大きくするのは子孫繁栄を願ってのことなんでしょうか…。
読了日:11月23日 著者:灰原 薬
応天の門 2 (BUNCH COMICS)の感想
1巻の登場人物の凸凹ぶりと、本郷和人先生の平安ちょい話が面白くて、Prime Readingで読み進めました。今回は道真の一枚上手の藤原高子がメイン。昔、在原業平に連れされようとしたところ、失敗し幽閉の身。みなに怪しまれることなく菅原道真を呼び寄せるために、舶来のツボを割るなんて、剛毅なお姫様です。(ゴッホのひまわりにトマトケチャップをかけるのよりすごい…)ページを繰る手が止まりません。
読了日:11月23日 著者:灰原 薬
応天の門 1 (BUNCH COMICS)の感想
陰陽師の影響で菅原道真というと、おどろおどろしい化け物のイメージが強かったのですが、1巻はまだ18歳の文書生時代の頭でっかちの道真が描かれます。知識はあるけど、実践経験がなく、自分の力をどう生かすかを悩む姿は現代に通じると思います。対するのは平安時代のアイドル的存在、在原業平。また後に竹取物語を編むことになる紀長谷雄もいい味出しています。この巻では、菅原道真、在原業平、紀長谷雄、昭姫、白梅といった重要人物が出そろいます。
読了日:11月23日 著者:灰原 薬
イシューからはじめよ──知的生産の「シンプルな本質」の感想
多くの課題解決本の中で、この本の特徴は、ビジネスで課題を想定するにあたって、どんな観点でふるいにかけるかの提案があることです。課題をあつめてその後の対応をどうするか、いつも困るのですが、この観点を参考にして進められると思いました。印象に残ったのはこの言葉「一次情報を死守せよというのは、私の大先輩が授けてくれた珠玉の教えのひとつだ。現場で情報に接するときに、どこまで深みのある情報をつかむことができるか、それはその人のベースになっている力そのものだ。」数字と肌感覚のブラッシュアップが大事だと思います。
読了日:11月22日 著者:安宅和人
名画で読み解く プロイセン王家12の物語 (光文社新書)の感想
ハプスブルク家、ロマノフ家、ブルボン家、チューダーからハノーヴァー王朝と続き、第5弾のプロイセン王家の本。絶世期はヴィルヘルム一世と宰相ビスマルクのドイツ帝国時代。その頃、ちょうど明治維新と時を同じくし、日本からビスマルクと交流があったことがあり、その後のドイツと日本の関係などの記載があり、ここで西と東がつながった気がしました。プロイセン王朝としながら、ウィンザー朝、ハプスブルク家のことも掲載されていて、おもしろく一気読みしました。
読了日:11月10日 著者:中野 京子
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