9月に読んだ本のレポートを忘れていました。
10月は10月4日から山岸涼子先生の著作が電子書籍にてリリースされています。さっそく「レベレーション」を読んだのですが、当時の生活の様子も再現されていて、ジャンヌ・ダルクを身近に感じることができました。
ところで、今、NHKで放送している「旅するためのフランス語」でみたことがなかったフランスを紹介してくれています。コロナが収束したら、行きたいですね。
⬛パリ
⬛ナント
10月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:580
ナイス数:58ジャンヌ (文春デジタル漫画館)の感想
山岸涼子氏の「レベレーション」を読んでから、2002年の本作を読みました。山岸涼子氏はジャンヌが受けた啓示を中心に話を進めています。そこにジャンヌの感情は希薄に感じました。安彦良和氏は、ジャンヌそのものを描くのではなく、10年後のジャンヌの周囲の人を描きつつ、ジャンヌを描いています。アプローチは異なりますが、お二人のジャンヌ像は同じなのかなと思いました。現地取材に基づいたフルカラーは圧巻!!!
読了日:10月13日 著者:安彦 良和レベレーション(啓示)(6) (モーニングコミックス)の感想
最後にジャンヌはイギリス軍にとらえられます。そして、投獄され、拷問され、異端審問を受けても、強い信仰心でのりきったジャンヌ。異端審問の場面については、「自分の都合のいい事実」しか「真実」といわない現在のマスコミにかぶるところがありました。最後に啓示の声についての種明かしがされます。ヴァロア王朝は1572年に宗教戦争で聖バルテルミーの大虐殺を起こしますので、ジャンヌが受けた啓示は正しいのか疑問でした。が、ラストでひとつの解を得ました。
読了日:10月09日 著者:山岸凉子レベレーション(啓示)(5) (モーニングコミックス)の感想
4巻で無事にランスで戴冠式をあげ、一族は貴族に叙せられるも、パリ攻略を進言するジャンヌ。だが アランソン公と同志として心を近くするも穏健派との軋轢が表面化。そして、パリ攻略に失敗し、その運命は下り坂。ジャンヌはただ一所懸命だけなのに、そんな彼女が、ある人には光と映るのに、ある人には邪魔なものにしか映らないのはリアルです。
読了日:10月09日 著者:山岸凉子レベレーション(啓示)(4) (モーニングコミックス)の感想
シャルル7世を戴冠させるべく、戦うジャンヌ。自分も知らないうちに、その運命に影が。教会から持ってきたサント・カトリーヌ・ド・フィエルボワの剣が折れてしまうのは象徴的。実は、兵にとりいる女性に対する仕打ちがその原因。ささいなことながら、エピソードが効果的にちりばめられています。
読了日:10月08日 著者:山岸凉子レベレーション(啓示)(3) (モーニングコミックス)の感想
とうとうオルレアンの砦をイギリス軍から奪還。ジャンヌ・ダルク絶頂のとき!! 肩を矢で射抜かれても、立ち上がり、敵を威嚇するその姿は鬼神。でも、「ただ進むだけ」しか考えないその姿は、神の言葉に操られた人形のようにも思われます。 レベレーションを読んで、別の側面からのジャンヌを知りたくなりました。
読了日:10月08日 著者:山岸凉子レベレーション(啓示)(2) (モーニングコミックス)の感想
いよいよシャルル7世に出会う。驚愕の状況の中でも毅然の振る舞うジャンヌ!!第二巻
読了日:10月07日 著者:山岸凉子
レベレーション(啓示)(1) (モーニングコミックス)の感想
とうとう、ついに、Finally~、山岸涼子先生の著作が電子書籍に!!!本棚のスペースの都合で買えなかったレベレーションを早速買いました。啓示を受け、ジャンヌの模索が始まる第1巻!!
読了日:10月07日 著者:山岸凉子
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