昨年11月に開催された「鬼滅の奏」コンサートがとてもよかったので、今回、12月5日からのチケットを申し込みました。
無限列車のイメージがどうも銀河鉄道999につながってしまいました。今回はデジタルリマスターされた映画(とても鮮明だったので、私の想像ですが…)をスクリーンに投影し、フルオーケストラでいうBGMという贅沢な催し。また、今回はゴダイゴのタケカワユキヒデさんが挿入歌(TAKING OFF/銀河鉄道999)で参加されました。
指揮者は「鬼滅の奏」と同じ方で栗田 博文氏、演奏も東京フィルハーモニー交響楽団です。
2008年から、同じようなイベントに参加していますが、演奏者という観点も大事だなと思わされました。「鬼滅の奏」もよかったけど、今回も生演奏ということすら忘れてしまうほど、完成度の高い演奏でした。挿入歌も当時の歌を完璧に再現です。
■座席からみた状況
↑ひとつおきに席が設定されていました。興業主さんには申し訳ないけど、視聴者的にはみやすくてありがたいです。昭和の時代と違って、体格がいい方が多いので見にくくなってきているんですよね。
■インターミッション
今回、アナウンスをメーテル役池田昌子さんが収録しています。
(抜粋)
78年放送のテレビシリーズからメーテルを演じ続けている池田は、アナウンス収録を終え、あらためて「銀河鉄道999」のメーテルへの思いを吐露。メーテルは「自分の分身、私の一部。我が子、我が親という肉親に近い存在」というほどに身近な存在だといい、「何十年も経っているのに、当時と同じ温度感で今も一緒にいる。もちろん、近くには鉄郎もいるイメージです」と語っている。一方で、その境地に至るまでの道のりには困難も多かったようで、「機械化人の側面もあるけれど、非人間的ではなく、かといって、生身の普通の女性でもなく、神のような特別な存在でしょう。生きた感情が乗ったセリフになっているか、それが見る人たちに伝わっているのか。反省の連続でした」と往時を振り返り、「彼女が好きだったし、難しかったし、怖かった。今でも未完成のままだと思います」と胸中を明かした。また、シネマ・コンサートの醍醐味となる青木望による音楽について「999の音楽の力はすごいと思います。冒頭の曲が聞こえてくるだけで、もう、ときめくのです。ドラマの呼吸が深々と染みこんできます」と絶賛している。
(抜粋ここまで)
■グッズ販売
■関連動画
最後のタケカワユキヒデさんが「999」を歌っているところのエンドクレジット、トチロー役の富山敬さんはじめ、鬼籍に入った方々の名前が流れてきます。
「あの人はもう思い出だけど
君を遠くでみつめている」
出典:ゴダイゴ「銀河鉄道999」
この歌詞が心に突き刺さります。40年前は、この歌詞をこんな気持ちで聞くなんて、想像もしていませんでした。
私は昼の部の参加でしたが、夜の部は松本先生もいらっしゃって挨拶されたそうです。また、クレア役の麻上洋子さん、現在は一龍斎 春水さん、メカデザイナーの板橋克己さんも参加されていたそうです。
■関連ツイ
出典:itiryusai
出典:itiryusai
■挿入歌「やさしくしないで」を歌った小此木麻里さんのブログ記事
■過去のブログ記事を漁っていたら、こんなメモがありました。
(抜粋)
■松本先生との仕事で他に印象的な思い出は。
銀河鉄道999の映画の話があったとき、箱根で缶詰になって打ち合わせをしました。松本零士先生が話してくれた物語のあらましが非常に印象に残っているそうです。映画を見たときには、その松本先生から聞いた話とはかなり違って思えたとのことでした。
「自分の世界をそのまま絵にするには、クリエイターは一人で完成させないといけない」
ということを強く感じたそうです。あれだけ高い評価を受けた作品でも、そうだったんですね・・・。
(抜粋ここまで)
■りんたろう監督のトークショーにも行ったことがありました。
りんたろうトークショー@杉並アニメーションミュージアム
このメモのほか、「映画」として集客するときに有名監督の監修ということでエンドクレジットに名前を載せなければいけなかった当時の事情というのも…いろいろありました。他にもお話があったはずなのに、13年も前となると、あらかた忘れていますね…。
■関連リンク
当日CD販売がされていました。2008年に発売されたものなので、在庫が少ないと思われます。ご希望の方はお早目に…。