今日は綾野剛さん 北川景子さん主演の「ドクター・デスの遺産」を鑑賞してきました。
出展:© MANTANWEB
私が鑑賞したのは映画鑑賞後の舞台挨拶でしたので、映画の中のネタバレ豊富な舞台挨拶でした。マスコミの記事にアップされているのは、私の鑑賞した回とは違った感じです。
■参考記事
◼️綾野剛さんのインスタストーリー


【舞台挨拶メモ】
舞台挨拶のコメントのメモです。
ネタバレ満載なので、ご注意ください。
半日すぎたら、綾野剛さんが何いっていたのか思い出せなくなっています…。年をとったなぁ…。
■演じているときの話
綾野さん「犬養は、普段の景色はモノクロなんです。人の生死が絡むとカラーになる。そこを現実に引き戻してくれるのが相棒(バディ)の高千穂」
北川さん「高千穂は俯瞰的に見ているんですが、酔うと立場が逆転する」
苦労した点として、北川さん「高千穂は俊足ということで、犬養よりも早くないといけないんですけど、全然ストライドが違うので、ずいぶん遅くは知ってもらいました」とのこと。
綾野さん曰く、「30%くらいで走っていた」とのことで、あれ以上だったら「歩かないと」とのことでした。
■今回の共演でのエピソードとして
綾野さん「今回、印象的だったのは、北川さんが分刻みでスケジュールを立てているということ。一見、かろやかなのに、意外だった」
北川さん「分刻みというか、例えば洗濯機を回して34分だとするじゃないですか。そしたら、10分で洗濯物をたたんで、10分で掃除機かけてと頭の中でスケジュールをたてるんです。現場に行くときも楽屋からどのくらいかかるかを聞いておいて、あまり早くいくとスタッフさんが困るから1分前くらいにつくようにしています。それって普通じゃないですか」
とまるで高千穂役のようにたたみかけるようにいうと、綾野さん
「それが普通なんだけど~」
と答えに困っていました。
■現場に北川さんの旦那様が出現
現場に北川さんの実の相棒DAIGOさんが差し入れをとどけにきたというエピソードについて会場から質問がありました。
綾野さん「いい話をふってくれてありがとう!もう遠くからすごいオーラでやってきてくれて、シュークリームもすごい冷えていて、あっという間になくなった。でも、みんなに負担をかけないで、すぐ帰ったんですよ」
北川さん「本人は役者をやりたい感じなので、監督にひそかに売り込みにきたみたいです。わたし、目撃しました!」
監督はもごもごしていました。北川さん強し!!
■もしDAIGOさんと共演が実現したら…。
北川さん「お坊さんの役をやったらいいと思います。匂いとかとってほしいです。」
#役で旦那を浄化しようとしているのでしょうか。
綾野さん「DAIGOさんはお父さんをやっているので、先輩として僕が育児を教えてもらうというのはどうかな」
なんて、会場を和ませていました。
<見るまで読まないでください>
今回はシークレットキャストとして柄本明さん 木村佳乃さんが出演しています。
綾野剛さんいわく「喉の奥まで出かかった。いまだからいえます。エモトアキラ、エモトアキラ、エモトアキラ…」
北川景子さんも「ヨシノさんといってしまったときがあった」とのこと。咳払いか何かで必死でごまかしたそうです。
■今回一番好きなシーンは?
綾野さん「全部好きなんだけど、ヒナモリさんのシーンも好き」
北川さん 「病院の上でヒナモリが大きく手をひろげるところ」
それに綾野剛さんが「あのシーンでちょうど風がふいてくるんだよね。監督、あれって風作ったんですか?」と聞いたら「いや、偶然ふいてきた」とのことでした。綾野さん曰く「やっぱ~佳乃さんもっているわ」とのことでした。
■柄本明さんについて
綾野さん「取り調べのときに柄本明さんが笑うところ、あそこは挽いてしまった」というと北川さんも「どんな表情をしていいのかわからなかった」そうです。
■木村佳乃さんについて
綾野さん曰く演技とそうでないときの切替が早いそうです。「数秒で雰囲気がかわる」とのことでした。ヒナモリが終わると、いつもの佳乃さんに戻っていたとのこと。綾野さん曰く「あの方も軽やかな女性なんですよね」と言っていました。
#女性について「かろやか」という表現をするのは綾野さんの言葉のセンスいいなぁと思いました。
【映画の感想】
最近、韓国映画の「悪の偶像」を見たからか、そんなにアクが強い映画ではなくて、ゆるっとエンターテイメントとして見ていられます。犬養はMIU404の伊吹とかぶる雰囲気があるかもしれません。
犬養の名言「いま(子供に会いに来ること)がシゴト!」
子供第一優先な彼の純粋さと事件に対する必死さが交錯している感じです。彼は自分の娘と同じ立場の患者が次々と殺され、家族がそれを黙認していることに違和感を感じています。
安楽死については、判断が難しいので、日本では違法とされていることですが、今回はドクター・デスの異常性、猟奇性を強調することで、「安楽死」の議論とは違う方向に展開していきます。ということで、あまり追い込まれずに見ていられたかな。
※気になったこと
映画では仕方がないけど、瀕死の状態であんなにはっきり長く言葉は残せないなぁ…と。耳にやさしい台本を作ってそれを読んでいるみたいでした。実際のところ、やっとこさ最低限のことを文章に残すのが精一杯じゃないかな…。
というのも、
2年前、原因不明の炎症に悩まされたときは声は出ないし、ものも考えられませんでした。退職願いを書いたときも最低限しか書けなかったですね…。(結局、休職になったんですけどね)。
「声を出す」のは、ある一線を越えると、できなくなることが多いと思います。ですので、日頃から、「どんな選択をしたいのか」「いまの状態」をメモして、一線を越える前に声をあげるように習慣づけると、運命の歯車はいい方向に流れていくんじゃないかと、今は思います…。また、周囲の人間も、その人言っていることの背景や文脈をキャッチすることが必要だと思います。