今年の2度目の美術展です。本当は上野の国立西洋美術館のナショナル・ギャラリー展に行くつもりだったんですが。昔、イギリスに2週間滞在したとき、飽きるほどゴッホのひまわりを見たからいいっかな…ということで、今日はそごう横浜のショーン・タンの世界展に行ってきました。
■オフィシャルサイト
※鑑賞ガイドはこちらから
エリックとそごう横浜のコラボアートです。
このレタリングもショーン・タンさんのもの。日本語を知らないのに、正確にレタリングしてくれています。すごい。また、私が好きになった絵「エリックの庭」っぽい感じです。
そごう横浜6階にあるそごう美術館入口
■ショーン・タン
1974年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代からSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006年に刊行した『アライバル』は現在23の言語で出版されている。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場をひろげている。約9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。
(出典:http://www.artkarte.art/shauntan/)
2011年アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した「ロスト・シング」
※「The Lost Thing」で調べると本編もあったりして…。
オフィシャルサイトにも数点ありますが、とにかく、鉛筆のタッチが優しくて丁寧なのに惹かれました。びっくりしたのは「消しゴム」の跡がほとんどありません。
インタビューによると、本のカバーの仕事をしていたので、写実的に描写する技術があるとのことでした。そのデッサン力から生み出される造形はご本人の何かを反映しているようで、心に染み入るようです。
アトリエを再現(撮影可)
画材
今までの作品
思いついたキャラクターなんでしょうか。
このキャラクターが気になりました。
最初は画家から始まり、小説、漫画、そして映画、建築家と複合的なアーティストです。表現したいものはまず最初と最後があって、それをどうつなぐかを考えていくそうです。物語は絵から生まれることもあり、文章からひらめくこともあるとのこと。
何かをやりたいと思ったら、それに関連する書籍を丹念に読んで研究されるようです。漫画の研究はこの書籍。
■Understanding Comics
古今東西の漫画についての研究書だそうです。
絵本を書くときに参考としたのはこれ。
Raymond Briggs Snowman
※この書籍はKINDLEがあります!!
最近の著作からピックアップします。
気に入った絵は画像がないんですが、
「エリックの庭」
「再会」
また、主にメルボルンですが、都市の油絵のスケッチが素敵でした。
電子媒体があれば買ったんですが、今後のために調査の糸口だけ残しておこうと思います。横浜は10月18日まで、福岡も展覧会があるそうなので、興味のある方はぜひ優しいタッチを見に行ってみてください。
■最後にそごう横浜限定のイラストです。
#レオさんのオレカジャといっしょだね![]()
■フォトスポット
ではでは。














