神奈川県では、6月1日から、感染症対策を実施したうえで映画館が上映しています。
6月21日に見に行ったのは、最近ドラマや映画で、ひっぱりだこの中村倫也さんが主演する「水曜日が消えた」
タイトル見ただけでなぜか惹かれて前売り券を購入
オフィシャルサイト
出演者
出てくるのはほぼ1名
監督・脚本・VFXは、吉野耕平…。知らない人。
映画館は横浜ブルク13.音響に定評がある映画館です。
開演の時間になるとそれなりに観客が…。
クリストファー・ノーラン監督の「メメント」やM・ナイト・シャマラン監督の「スプリット」のような作品かと期待したけど、いい意味で裏切られました。
<以降ネタバレです。>
※何も知識をいれないで、見たほうがよいです。おもしろくなかったら、「その段階で終わっちゃった」ということで…('◇')ゞ。
では、いきます。
【ストーリー】
<オフィシャルサイトから抜粋>
幼い頃の交通事故をきっかけに、ひとつの身体の中で曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”。性格も個性も異なる7人は、不便ではあるが、平穏に暮らしていた。各曜日の名前で呼び合う彼らの中でも、“火曜日”は一番地味で退屈な存在。家の掃除、荷物の受け取り、通院、、、他の曜日に何かと押し付けられて、いつも損な役回り。今日も“火曜日”はいつも通り単調な一日を終えると、また一週間後に備えて、ベッドに入る。
それは突然やってきた。“火曜日”が朝目を覚ますと、周囲の様子がいつもと違うことに気付く。見慣れないTV番組、初めて聞く緑道の音楽…そう、“水曜日”が消えたのだ。
水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。残された“火曜日”はどうなってしまうのか―。
映画『水曜日が消えた』公式@wednesday_movie
#中村倫也 #水曜日が消えた 7人の僕たちの日常 https://t.co/sCu6Nyzo27
2020年02月05日 12:49
最初に飛び込んでくるのは、自動車事故の画面。サイドミラーに映る1羽の鳥が、7羽に分かれていくイメージ。最初は何気なく見ていたけれど、実は鏡に映る鳥は彼の人格の数を反映。この映像はVFXを操る監督ならでは。
映画『水曜日が消えた』公式@wednesday_movie
#中村倫也 #水曜日が消えた 7人の靴 😏😟⚫🤓😠🤗😎 https://t.co/LjqpP6514R
2020年02月04日 11:28
映画『水曜日が消えた』公式@wednesday_movie
#中村倫也 #水曜日が消えた 7人の僕たちのクローゼット https://t.co/GqSGY9CxEH
2020年02月07日 11:54
そして、物語は「火曜日」のモノローグから始まります。
図書館が好きなのに、いつも火曜日は図書館の休館日。火曜日だけに生きている彼は永遠に行けない場所。
水戸市立西部図書館@seibu_mitolib
★施設案内★ 西部図書館外回廊です。一周400mあります。 ドラマや映画撮影でもたびたび使われています🏃 西部図書館に来たらぜひ回廊も歩いてみてくださいね。 ウォーキングや健康に関する本も揃えて、皆様のご来館をお待ちしています👍 https://t.co/6oFFOX6ia9
2020年06月20日 10:02
そして、ドボルザーク「新世界より」家路(From the New World-Largo)で1日が終わっていく。
ところが
ある朝目覚めると、部屋がきれいなまま。テレビは水曜日恒例のお魚特集。近くの学校から水曜日の朝流れる音楽はペールギュントの組曲 Good morning mood(朝の気分)!!
この音楽で、「火曜日」の人生が拓けます。思わず踊ってしまう「火曜日」。
映画『水曜日が消えた』公式@wednesday_movie
#水曜日が消えた #中村倫也 仕事始め 張り切って行きましょう! 😏😟⚫️🤓😠🤗😎 https://t.co/J0OHo3ZaD0
2020年01月06日 10:58
図書館に行って、写真集を借りる「火曜日」。そこで出会った図書館の学芸員がちょっと気になってしまう彼なんでした。
ここまでのストーリー展開と音楽で盛り上がってしまい、最後まで目が離せなくなりました。
そして、曜日で隔たれたそれぞれの人格の生活を火曜日といっしょに体験していきます。
そして、水曜日が消えたとともに木曜日も消えてしまいます。そして、実は金曜日、土曜日と日曜日までが消えていたことがだんだん描かれます。それは、彼の頭の中で異常が起きていたわけですが。そして、残った一人だけが生き延びる選択を迫られます。
彼は「24人のビリー・ミリガン」と同じ結末をたどるのか…。
そして、
もともとの記憶を持っている「火曜日」ではなく、生存欲が強い月曜日が最後の一人となります。ですが、彼の過去を知っている同級生の思いを知った彼は選択します。それは7人の人格が生きる道。
ラストの7人のポストイットのやりとりがうまい。体中に入れ墨をほる「メメント」は全然違って、コミカルでたのしい。
こういう楽しさって、他国の作品ではあまりみかけない感じ。
その楽しさを支えるのが映画館の音響。「火曜日」が踊ってしまうペールギュントの「朝の気分」、1日の終わりの寂しさを演出するドボルザークの新世界は映画館の音響で聞かないと、実感できないと思うんですよね~。
つらつらとメモってみました。
長文すみません。