【K-POP】「日本と韓国の音楽業界のスタンスの違い」記事紹介 | いろいろといろ

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Vocal Review&Makingのヴォイストレーナー、小説業の耒仁子/クニコさんの記事を興味深く読みました。日本語で書いているけど、レオさんVIXXのメンバーにも知ってほしいな…。

 

 

 

日本と韓国の音楽業界のスタンスの違い(J-JUN FRIDAY PARTYを観て)

 

クニコさんは先日、JYJのジェジュンのミニペンミに参加されて、以下のようなことを感想として持たれたそうです。

 

(抜粋)

今回、ファンミに参加してあらためて感じたことは、彼の歌声云々よりも、やはり韓国で活動してきた歌手と日本で活動してきた歌手との歌に対するスタンスの根本的な違いというものであり、これらの理解を避けては、日本の聴衆としての満足感を得ることはできないのだとわかった。
これはジェジュンだけに限らず、東方神起やその他の韓国の歌手全般に共通するものだと思う。
(略)
現在、多くのKPOPアイドルが日本で活動しているが、歌というものに対する根本的な考え方、また取り組み方の違いは、その原因が彼らにあるというより韓国芸能界全体の考え方にあると感じる。日本の業界の考え方とは大きく異なると言うことをあらためて認識させられたイベントだったと言ってもいい。
(抜粋ここまで)
 
■日本:追加訓練を欠かさない。
 
(抜粋)
例えば日本ではデビュー前にもちろん訓練を積む。しかし多くの歌手はデビュー当時、完璧ではない。どこか未熟な部分を積み残したままデビューする。そして年数と経験を積む中で、よりベストな歌が歌えるように成長していく人が多い。もしくは違うジャンルに挑戦したり、イメージを変えたり、と常に進化し続けている。また進化するために追加訓練を欠かさない
(抜粋ここまで)
 
■韓国:最初は完璧。だが追加訓練なし。
 
(抜粋)
KPOP歌手は練習生時代に厳しい訓練を積む。デビューした時には日本の新人とは比べ物にならないぐらい完璧なパフォーマンスを習得している。ダンス、歌、どれを取ってもかなりのハイレベルで、ハイスペックだ。その能力を身につけるのに彼らがどれほどの努力を積んできたか、競争社会の中で生き残る大変さと共に敬意を払う。 しかしデビューした後の彼らの活動を見ると一様に感じるものがある。それは追加訓練の不足だ。
(略)
兵役後、また30代後半になって歌手を続ける人が皆無なのは、この統一的発声が肉体の加齢に技術的に対応できないからではないかと感じる。対応できない大きな原因に追加訓練の皆無があるのではないかと推察する。
(略)
しかし、その表現力を支えるのは歌唱力であり、歌唱力を支えるのは歌の基礎体力なのだ。この基礎体力がどの人も不足しているように感じる。これは30代を迎えてから数年、どのメンバーにも感じるようになった。年齢的肉体の変化にあった追加基礎訓練を受けていないことがその主な原因と感じる。即ち、練習生時代の発声法をそのまま使っていると考えられる。
 
#そして、ジェジュンへのメッセージとして、
 
KPOPの先駆者とも言うべき世代の彼が日本の業界の中で歌手としての存在感を示すには、日本流のスタンスへの転換が不可欠だと思う。
(抜粋ここまで)
 
 

VIXXのメンバーが追加で訓練を受けているか…というと、それはマチマチのような気が…。レオさんはミュージカルの先輩方にいろいろと教えてもらって、「エリザベート」を境にずいぶん歌い方が変わりました。演技に対する考え方もマタハリ(2016)からするとずいぶん変わったように思います。
 
何より、いけいけどんどんだった2016年のDepend onツアーの後、2017年桃源郷、2018年Scentistでカムバックして、何かしら情感を演出することができるように成長していました。
 
でも、まだまだ余白があると思ってます~('◇')ゞえへへへ。
「この境地に至ればもっと~」という歯がゆい思いでみていますが、現場で生みの苦労をものともせず頑張っている彼らを見るのが好きなんです。