1月3日、有楽町の日比谷を歩いているとき、出会った肖像画。
■場所はロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)の丸の内本店。
…あれ?
…なんか似てません?
(ポスター画像、お借りしました)
wikipediaでロイヤル・コペンハーゲンの歴史を調べました。
(抜粋ここから)
ボーンホルム島で良質のカオリンが発見され、1773年、フランツ・ヘンリック・ミュラーがデンマークで初の硬質磁器を完成させる。1775年にクリスチャン7世国王とユリアナ・マリア王太后の援助によって「ロイヤルコペンハーゲン」王室御用達窯となった。さらに1779年、ユリアナ・マリア王太后がマイセンより技術者を集め、民間企業だったこの窯は王室が株を買い占め、王立デンマーク磁器製陶所となった。1868年、王室はロイヤルの称号を残すことを条件に、窯の株式を大商人のブラックに売却し、民間企業となった。2012年、フィンランドの企業フィスカースに買収された。
(抜粋ここまで)
…ということで、この肖像画はデンマークのユリアナ・マリア王太后。親戚関係をwikiで辿ってみました。
■ユリアナ・マリア王太后(本人)
ユリアーネ・マリー・フォン・ブラウンシュヴァイク(1724-1796)
↓
■母
アントイネッテ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル( 1696-1762)
↓
■祖母
クリスティーネ・ルイーゼ・フォン・エッティンゲン=エッティンゲン(1671 - 1747)
↓
■叔母
エリーザベト・クリスティーネ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル(1691 - 1750 )
↓
■従妹
ということで、この方の従妹の娘がマリー・アントワネットということになるんでした。マリー・アントワネットの容姿については、ハプスブルク家独特の特徴がよく上げられますが、全身からにじみでる佇まいは母方のブラウンシュバイク家、エッティンゲン家の血筋からくるのかなぁ…としみじみ。
ということで、1月に読んだ本です。
1月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:578
ナイス数:7
マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃 (中公新書)の感想
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ハプスブルク家の食卓 饗宴のメニューと伝説のスイーツ (新人物文庫)の感想
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