【読書】2020年1月に読んだ本 | いろいろといろ

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1月3日、有楽町の日比谷を歩いているとき、出会った肖像画。

 

■場所はロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)の丸の内本店。

…あれ?

…なんか似てません?

(ポスター画像、お借りしました)

 

wikipediaでロイヤル・コペンハーゲンの歴史を調べました。

 

(抜粋ここから)

ボーンホルム島で良質のカオリンが発見され、1773年、フランツ・ヘンリック・ミュラーがデンマークで初の硬質磁器を完成させる。1775年にクリスチャン7世国王とユリアナ・マリア王太后の援助によって「ロイヤルコペンハーゲン」王室御用達窯となった。さらに1779年、ユリアナ・マリア王太后がマイセンより技術者を集め、民間企業だったこの窯は王室が株を買い占め、王立デンマーク磁器製陶所となった。1868年、王室はロイヤルの称号を残すことを条件に、窯の株式を大商人のブラックに売却し、民間企業となった。2012年、フィンランドの企業フィスカースに買収された。

(出典:wikipedia-ロイヤル・コペンハーゲン

(抜粋ここまで)

 

…ということで、この肖像画はデンマークのユリアナ・マリア王太后。親戚関係をwikiで辿ってみました。

 

■ユリアナ・マリア王太后(本人)

ユリアーネ・マリー・フォン・ブラウンシュヴァイク(1724-1796)

■母

アントイネッテ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル( 1696-1762)

■祖母

クリスティーネ・ルイーゼ・フォン・エッティンゲン=エッティンゲン(1671 - 1747)

■叔母

エリーザベト・クリスティーネ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル(1691 - 1750 )

■従妹

マリア・テレジア(1717- 1780)

 

ということで、この方の従妹の娘がマリー・アントワネットということになるんでした。マリー・アントワネットの容姿については、ハプスブルク家独特の特徴がよく上げられますが、全身からにじみでる佇まいは母方のブラウンシュバイク家、エッティンゲン家の血筋からくるのかなぁ…としみじみ。

 

ということで、1月に読んだ本です。

 

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:578
ナイス数:7

マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃 (中公新書)マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃 (中公新書)感想
文字で書かれたことについて、多くの人は「自分のバックグランド」で解釈してしまって、自分の愚かさを露呈することが多いと思います。マリー・アントワネットの伝記を読むときはそういうことろを気を付けないといけないと思うのですが、この本は事実を中心に、作者が考えることは明確に書かれているので、気持ちよく面白く読めました。王妃が王のそばにとどまった理由については、安藤さんの意見に私は賛成~★
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ハプスブルク家の食卓 饗宴のメニューと伝説のスイーツ (新人物文庫)ハプスブルク家の食卓 饗宴のメニューと伝説のスイーツ (新人物文庫)感想
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