【読書】2019年11月に読んだ本 | いろいろといろ

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11月3日に「日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展」、韓国でミュージカル「マリー・アントワネット」を見て、うっかり買ったのがこの本。

 

買ってみてよかった。

 

 ミュージカルの「マリー・アントワネット」が面白かったら、この本もおもしろいはず。びっくりしたのが、娘に乗馬を禁じていた女帝が、乗馬の達人だったこと。

 

ハンガリー女王の冠をかぶり、当時はダイヤモンドより高価だった真珠をちりばめたドレスにて。

 

道理で、娘も。

 

 

 

それにしても、子供たちの気質はどちらかというと夫のフランツからの影響が大きかったように思います。優秀な人を見抜いたり、時代の行く末を見ぬく慧眼といい、オーストリア継承戦争でハンガリー貴族の巻き込みといい、学校制度を初めて設けた時代の先端を行く取り組みといい…。いま、彼女が生きていたら、どのように考えるだろうと思いました。

 

 

 

読んだ本の数:2
読んだページ数:697
ナイス数:21

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