ミュージカルの違和感の原因を調べるために、マリー・アントワネット関連の書籍ばかりです。
これはモンゴルフィエ兄弟がベルサイユで気球を上げたときにフランス王妃が書いた気球の絵のクリアファイル。20年くらい前にこの絵を見たんですが、それまで考えていた王妃の人物像と乖離を感じて今に至ります💦。この率直な線と無邪気さ…。
この絵、もう一度みたいんですけどね…。
https://ja.wikipedia.org/wiki/モンゴルフィエ兄弟
■当時のエッチング
1783年9月19日 レヴェイヨン気球(右)
1784年 マリー・アントワネット号(左)
10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1185
ナイス数:10マリー・アントワネットの衣裳部屋の感想
実際のデータを基にした評伝ですので、新しい発見がいっぱいでした。何よりも年間40万リーブルの予算があったというマリー・アントワネットのドレス、金額が意外に小さくてびっくりしています。ベルサイユという絶対王政の幻の宮殿から離れて知ったのは、「事実」じゃないでしょうか。彼女が裁判のとき、「私の罪は信じすぎたこと」と言っているのもわかるような…。いろいろ感想を書きたい本です。
読了日:10月28日 著者:内村 理奈
マリー・アントワネット〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)の感想
バレンヌ逃亡事件において、バレンヌから帰路、国王の妹エリザベートがバルナーヴに語る言葉が今にも通じると思います。「バルナーヴさん、あなたは頭が良すぎるからわからないのです。国王がフランス国民を愛し、彼らの幸せを心から願っていることが…。あなたが愛してやまない自由にしてもあなたはその利点しか考えていません。自由の後に続く混乱を考慮に入れていないのです」この言葉の通り、フランス革命は首謀者の意思とは裏腹に暴走を始めました…。
読了日:10月23日 著者:アントニア フレイザー
マリー・アントワネット〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)の感想
著者が貴族ということで、アクセスできる情報の多さ、そもそもパンピーの目と「貴族の目」を持ち合わせて、わかりやすく記載されています。一番知りたかったのは、オルレアン公がなぜ執拗にマリー・アントワネットを攻撃した理由。そもそも発端の詳細がこの本にありました。
読了日:10月22日 著者:アントニア フレイザー
読書メーター