【井戸端】内乱が起きてもおかしくない隣国 | いろいろといろ

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昨年のドルイドキング事件以降、彼の国の世相が現政権に冷たくなっているように思われます。

ドルイドキング事件:ネットで大統領選の世論を現大統領に有利なように撹乱した男のネットハンドル、「ドルイドキング」を冠している。それに深く関わっていた文大統領の側近、金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事が深く関わっていたとされる。その司法判決について、文大統領および与党が反発。

詳しくは以下のサイトで

(上記のサイトからの抜粋)

与党の「ともに民主党」の報道官は「司法の報復裁判(徴用工問題で前政権時代の大法院長を逮捕)を遺憾に思う」とコメントし、「我が党は『積弊清算対策委員会』を組織し、対処する。裁判官弾劾を含む様々な方策を考えたい」として、司法を露骨に脅迫した。再び、司法関係者が粛清されるのではないかと懸念される。


金知事と深い関係にある任鍾晳(イム・ジョンソク)前大統領秘書室長はフェイスブックで「慶洙よ、耐えてくれ、乗り越えてくれ」と書き込んでいる

(抜粋ここまで)





さて、本日、朝鮮日報にこんな記事が上がっていました。
(概略)民心は感情的で時に不公正、法・国益よりも前面に出てはならない。

(気になるところを抜粋)
ドルイドキング事件という特定の事案について、裁判所は確かな証拠に基づいて正当な判断を下すこともあるし、そうでないこともある。どちらになるかは正直言ってよく分からない。事実、韓国の裁判所は往々にして証拠もないのに有罪判決を下したり、有罪判決が出たわけでもないのに身柄を拘束したり、裁判上必須でもないのに被告人を拘束したりする。

ひどく非合理的な判決が出る時もある。だから国民は裁判所の判決を疑う。だが、そうだとしても、共に民主党が示した反応は、まるでバス運転手の労働組合が警察に「赤信号を無視したからと言って、なぜうちの組合員を逮捕するのか」と抗議するようなものだ。与党だけではない。野党・自由韓国党のユン・ギチャン報道官が「共に民主党の『金慶洙知事救済』は憲法秩序への挑戦」だと言ったのは、サッカーファンが相手チーム選手の反則判定時に「審判の判定を尊重しろ」と叫ぶのに、5分後には正反対のことを言うのと同じだ。
 このように、法の立場が弱いのが韓国の政治システムの核心的弱点だ。独裁政治は独裁者の意向に合わせて法を無視して行われる。しかし、民主主義は公平で合理的な法に従わなければならず、すべての政府機関がこれを尊重しなければならない。そうでなければリーダーたちが法律ではない何かを追い求めていることになる。それは一体何だろうか? 答えは「民心」だ。権威主義政権が権力の座から追いやられて以来、民心はこの国で神秘的な指導者の役割をしてきた。
(抜粋ここまで)

そして、外交問題では、対日、対北、対中とではいいところがない大統領について、こんな記事。


そして、こんな非常事態に政界は何やってんだなことも。


なんと、お互いに「日本」を頭に付けて悪口の応酬。

最大野党の自由韓国党に対しては
「土着倭寇」
文在寅・盧武鉉氏に対しては、
「親日派遺族の訴訟担当」

諸問題の解決能力の無さは棚に上げて、自らの正統性を親日/反日で議論しているのには、言葉もなく…😅。

日本の場合は、国力を上げるため、子孫のために「消費税増税」「憲法第9条」という方法論の是非が議論されるのはまだましだなぁと…。

この期に及んで、親日/反日で政権の正統性が測れるのか…。

それにしても、あれだけ内政や外交で失敗し、ネットの裏工作疑惑が大きな政権、日本だったら総辞職ですよね…。

■朝鮮日報のランキング
■中央日報のアクセスランキング
保守的な中央日報ですら、こんな感じ


(上記サイトより抜粋)
我々の歴史で過去100年は日帝強占期、解放と分断、冷戦と韓国戦争(朝鮮戦争)、産業化と民主化争奪時代の屈曲した時間だ。長い流れの中で抗日独立運動・民主化進歩勢力と親日派・産業化保守勢力に区分しようとするのが文大統領の歴史解釈であるようだ。そのような二分フレームを作って現政権の正統性を確保しようとする個人的な所信は自由だとしよう。しかし大統領が日本の過去を批判して大衆の怒りを刺激する行為は賢明でない。 
(抜粋ここまで)

保守系メディアにまでこんなことが書かれているのには、驚きました。上記の箇所からは筆者のやるせなさが伝わってきます。今の政権、なんだか、「マリー・アントワネットの暗号」という書籍で感じた、「無能な官僚に骨抜きにされたルイ16世」のイメージに被るものがありまして…。



とにもかくにも、業の深さ…。「業」が何かがわかるだけでも、その人は、その国民は救われると思います。自身の業に国民を巻き添えにしたら、


あかんわ…。



ひたすらに、平和で穏やかな日が続くことを願っています。