今、時間のあることをいいことに、昔のスクラップを整理しています。そうしたら、「マツケンサンバ」作曲、今は「宇宙戦艦ヤマト2022」の音楽担当で有名な宮川彬良さんのエッセーがありました。お父様があの「ザ・ピーナッツ」の生みの親、宮川泰さんということもあり、古くからの音楽の現場については、生き字引じゃないかと思います。
最近、こんなことをつぶやいていらっしゃいました。
宮川彬良オフィシャル@AkiraMiyagawa
発見と出会いのファイル no.3 東京タワーの根本にある某スタジオには、嗚呼懐かしや 「24チャンネルマルチレコーダー」そして「2チャンネル1インチレコーダー」 70年代の主役達。 https://t.co/DlYBbBkGAI
2018年10月30日 17:25
宮川彬良オフィシャル@AkiraMiyagawa
24チャンは、とにかくテープの幅が広くて7センチだったかな??? 重くって、それがたった15分しか録音できませんでした。
2018年10月30日 23:42
宮川彬良オフィシャル@AkiraMiyagawa
24チャンネル目に同期信号を入れて、もう一台の24チャンネルレコダーを同時に回すやり方もありました。そうすると48チャンネルになりますが、多ければいいというもんでも無かった気がします。
2018年10月30日 23:46
■で、今回発掘したのが以下の記事。
出展元:週間朝日2006年8月18日発行
「アキラさんの気まぐれ音楽会」連載11
(抜粋)
「気難しいものではなく、ジャズはやっぱり踊りたくなるほど楽しいものがいい。えっ、ピーターソンじゃなく踊れない?よく聴いてみて。音一つひとつの細胞が踊っているじゃありませんか」
で、ネットで探したら動画がありました。ピアノの音もさることながら、ベースの音とも息ぴったり。さて、この収録ですが、上のツイにもあるように1970年当時でも「15分しか録音できなかった」とありますし、分割録りはなかった時代だと思うので、ほぼ一発録りだったんではないかと思うんですよね。
当時のアーティストは完成度が高かったと思います。だから、レコードを買って聞いたし、来日するということが意味があったのが高度経済成長期かなと思います。
私が好きなのは、マンハッタン・トランスファー。この人たちの音っていろんなところにフィチャリングされんじゃないかと密かに思っているんですが。テレビでもBGMでよく使われているので、これは聞いたことがある人が多いはず。
■Twilight Tone-Twilight Zone
なんと、1979年、40年前ですよ。当時は今のようなキーボードなんてありません。生です、なまなまなま。ジャズやフュージョンにカテゴライズされているグループですが、マイケル・ジャクソン以前にロックしていたグループなんじゃないかと…。今年の東京ジャズ・フェスティバルに行きたくて、チケットをとっていましたが、退院日の翌々日の渋谷は厳しいと思い、今年はキャンセルしました。来年もまた来てくれることを切に願っています。
宮川彬良オフィシャル@AkiraMiyagawa
ちょっと詳しくFacebookに作文しました。タイトルはそうだなぁ「スタジオ昔話」かなぁ…。https://t.co/KMC3IdDXLj 興味のある方は是非読んでください。
2018年10月30日 23:52
で、劇団四季のオケも担当されていたそうなんですが、時代の流れでこのようなことになりました。以下抜粋です。
「数年前に劇団四季の故)浅利代表からは丁寧な書簡をもらいました。経営のこと、オーケストラをテープに切り替える旨、そうすれば入場料をいくらに抑えられる…というような懇切丁寧なお手紙でした(もちろん印刷でしたが)。でもその内容にはガッカリでした。
■関連リンク
マンハッタン・トランスファー・オフィシャルサイト
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