今月はあまり読書はすすまず…
9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1158
ナイス数:38
仇花 悪の花 鬼女・妖婦伝 (まんがグリム童話)の感想
有楽町で原画展があるのでひさしぶりに手に取りました。本当は「聖ロザリンド」「ガラスの城」を読みたいなと思ったのですが、昔に読みこんだので、この本を選びました。実在の中国三大悪女の呂太后や西洋の魔女裁判についての漫画がありました。事実としてあったことは知っているけれど、ビジュアルで表現されると、洋の東西を問わずここまでやれる人間はなんて醜いのだろうと、感慨にふけります。
読了日:09月28日 著者:わたなべ まさこ
白魔 (光文社古典新訳文庫)の感想
なかなか人物像がつかめず、すっかり後書きに頼って読んでいました。伝聞中心で話が進む上に、その伝聞を聞いてからの行動変容になじめず、読み通すまで時間がかかりました。「白魔」の緑の手帳に記されている物語は、乳母からの話の伝聞中心ではなく、乳母の人物像を掘り下げてもらうことでもう少し物語に共感できそうな気がしました。「生活のかけら」のダーネルは途中から突然覚醒がおこるのですが、なぜおこるのかよくわかりませんでしたが、その理由は解説を読んで納得しました。
読了日:09月21日 著者:アーサー マッケン
ボッコちゃん (新潮文庫)の感想
中学生のときに読んだ「ボッコちゃん」。入院をきっかけに再読です。暑い時期になると何か生物を殺さずにはおかない「暑さ」には動物虐待、器物損壊に見える人の弱さが垣間見えるし、「青い蝶」はIoTが究極にすすんだ世界で、冬の停電のため生き残る力がなくなった人間かたや知恵で生き残るペットの姿に、中学生のときとは違った感慨をおぼえます。
読了日:09月14日 著者:星 新一
会計天国の感想
Prime Readingになっていたので、自宅療養中によみました。■貸借対照表など財務諸表の読み方、■損益計算書を使った体質分析 ■キャッシュフロー計算書から粉飾決算を読む ■部署の損益計算書で部下のモチベーションをあげる ■決算書を元にした戦略の立て方など、財務諸表の読み方の初歩の初歩から、そこから出る数値の妥当性が小説という形をとったケースで書かれているので、飽きずに読み通すことができました。若手の社会人におすすめです。
読了日:09月09日 著者:竹内 謙礼 青木 寿幸
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