【読書】2018年6月に読んだ本 | いろいろといろ

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6月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:2966
ナイス数:33

「宇宙戦艦ヤマト」の真実 (祥伝社新書)「宇宙戦艦ヤマト」の真実 (祥伝社新書)感想
宇宙戦艦ヤマトの企画、原案を作った豊田さんの著作。日本アニメーション黎明期からアニメーションシナリオライターとしてこの業界にかかわってこられた氏の実話です。宇宙戦艦ヤマトを世に出した西崎義展、今の新作には原作者として出ていますが、「彼」はなしえなかったというのは周知の話。2199では出渕監督やスタッフが著作について調整したことを知っているけれど、2202はもう違う作品になってしまいましたね=。今後、どうなっていくのやら。
読了日:06月30日 著者:豊田有恒
原点 THE ORIGIN原点 THE ORIGIN感想
アニメーター・漫画家、安彦良和の半生を描いたノンフィクション。この本を読むまで、全共闘の活動に参加していたことは全く知りませんでした。彼が活動に参加したのは、ベトナム戦争、いってみれば、フランス、アメリカの侵略戦争、そして安保条約をもとにそれをバックで支える日本。私も学生活動を間近で見たことがありますが、お互いにわかりあえない人種で遠ざけていたように思います。「なぜ」あの活動があったのかはこの書籍を読んでわかりました。彼の繊細の歴史観はガンダムのバックグラウントとなり、数々の名作を生む原点になったと実感。
読了日:06月30日 著者:安彦 良和,斉藤 光政
ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)感想
最終巻、読了。ロザリーを通じて、マリー・アントワネットとフェルゼンとの愛の完結がドラマチックに描かれています。それにしても、別の作家さんのキャラクターが出てくるとは。今、Flowerで連載が始まった「ポーの一族」にも、もしかして登場するのでしょうか。このコラボレーションに今後期待です。
読了日:06月28日 著者:池田 理代子
王妃マルゴ 1-6巻セット王妃マルゴ 1-6巻セット感想
中野京子さんの「名画」シリーズを読んで、再読。メアリー・スチュアートがフランスではなくライバルのエリザベス女王に庇護を求めたところは、リアルに実感できました。
読了日:06月28日 著者:萩尾 望都
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!感想
「ゴミがたまっている人に読んでほしいけど、なかなか読まないだろうなぁ。」と読後に思いました。
読了日:06月28日 著者:苫米地 英人
陰陽師 コミック 全13巻完結セット (Jets comics) [マーケットプレイス コミックセット]陰陽師 コミック 全13巻完結セット (Jets comics) [マーケットプレイス コミックセット]感想
平安王朝絵巻を読んだら、次はこれでしょってことで。
読了日:06月20日 著者:岡野 玲子
落窪物語 (21世紀版少年少女古典文学館 第3巻)落窪物語 (21世紀版少年少女古典文学館 第3巻)感想
中野京子さんのシンデレラの解説にひかれて、日本版シンデレラ、「落窪物語」を読了。魔法使いは出てこないけれど、阿漕、帯刀のカップルの活躍が壮快。
読了日:06月16日 著者:氷室 冴子
別冊NHK100分de名著 読書の学校 中野京子 特別授業 『シンデレラ』 (教養・文化シリーズ)別冊NHK100分de名著 読書の学校 中野京子 特別授業 『シンデレラ』 (教養・文化シリーズ)感想
シンデレラのシャルル・ペロー版とグリム童話版の比較が面白かった。グリム童話を読んだのは小学校3年生の頃、新潮文庫で読んだんですが、幼心でも「これっていっぺん死んでるよね?体がバラバラになっているよね」みたいな話が多く、パニクッた覚えがありました。この本を読んでそこらへんの記憶が掘り起こされてしまいました(^^;。
読了日:06月10日 著者:中野 京子
Z完全版Z完全版感想
このたび。Kindle本にて再読。単行本ではモノクロだったのがKINDLEではカラーで再現されており、わくわくしながら、読了しました。
読了日:06月10日 著者:青池 保子
おいしい男の作り方 (2) (マーガレットコミックスワイド版 (1583))おいしい男の作り方 (2) (マーガレットコミックスワイド版 (1583))感想
KINDLE版で再購入。この巻では雪彦の隠し子の大騒動がメインになりますが、別居中の妻の「雪彦をののしるのは私だけで十分よ」というセリフは今のワイドショーに出演されている方々に伝えたいセリフ。
読了日:06月03日 著者:一条 ゆかり
おいしい男の作り方―ミセス・ゆかりのグルメワールド (1) (マーガレットコミックスワイド版 (1535))おいしい男の作り方―ミセス・ゆかりのグルメワールド (1) (マーガレットコミックスワイド版 (1535))感想
KINDLEで提供されたので再購入。当時は「男子厨房に立つべからず」の風潮の中で出版されたこの本。そういう時代でも新しさを感じます。
読了日:06月03日 著者:一条 ゆかり
夢のあとさき (りぼんマスコットコミックス)夢のあとさき (りぼんマスコットコミックス)感想
KINDLEで提供されたので再購入。一条ゆかり先生の短編は(長編もですが)読みごたえがあります。
読了日:06月03日 著者:一条 ゆかり
シンデレラの階段 (りぼんマスコットコミックス)シンデレラの階段 (りぼんマスコットコミックス)感想
KINDLEで提供されたので購入。1980年代の一条ゆかりの名作。時はバブリー。その頃の様を彷彿とさせますが、多少東京ドームが後楽園になっているところで時代を感じますが、今も色あせない一冊です。
読了日:06月03日 著者:一条 ゆかり
エル・アルコン -鷹- 全2巻完結 [マーケットプレイスコミックセット] [−]エル・アルコン -鷹- 全2巻完結 [マーケットプレイスコミックセット] [−]感想
中野京子さんの「怖い絵」を読んだら連鎖的に読みたくなったのがこれ。1970年代~1980年代の少女漫画でありながら、帆船や当時の衣装(もちろん、美しく見えるようにデザインしている部分もありますが)生活様式など非常な調査の上に書かれた漫画だと実感。
読了日:06月03日 著者:青池 保子
マリー・アントワネットの嘘マリー・アントワネットの嘘感想
ベルサイユのばらやその他のミュージカル、演劇の基にになっているステファン・ツバイク著「マリー・アントワネット」。史実という観点でいうと、けっこう尾ひれ背びれがついているところを紹介した本です。デュバリー夫人との確執、ルイ16世との夫婦生活については、誇張されて記載されているようで。最近読んだ「死刑執行人サムソン」と同様に貴重な文献です。
読了日:06月02日 著者:惣領 冬実,塚田 有那
死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)感想
代々ムッシュウ ド パリと呼ばれた死刑執行人の記録から小説にまとめられた本。手記を元に構成されているので、時代を超えて感じることができるように思われました。びっくりしたのはルイ16世を死刑執行する前に彼はhルイ16世に2回会っていたということ、ギロチンを許可したのもルイ16世だったこと、死刑廃止案が議会の議題にあがっていたが却下されたことなど、「今となっては・・・」と思う事実ばかりで興味深く読めました。
読了日:06月01日 著者:安達 正勝

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