1月7日14時からの回の「The Last Kiss」を鑑賞してきました。
■キャスティングボード
<主要キャスト>
ルドルフ:チョン テグン
マリー:Luna
ステファニー:Jun su mi
ラリーシュ夫人:Shin Young Sook
ターフェ首相:Ming Young Ki
■劇場の様子
■なんかレオくんのコート、昭和の苦学生だよん
■概要
オーストリア ハプスブルク家の皇太子ルドルフは、厳格な父親と政見の違いで対立し、妻シュティファニーとは冷え切った関係で、自らも病に侵され、モルヒネとアルコールで安らぎのない日々を送っていた。宮廷で開かれた舞踏会で、ルドルフはラリーシュ夫人のつてで男爵令嬢マリーと出会って恋に落ちる。自由と平等を夢見るルドルフに、ハンガリーの独立を願う勢力が接触してくる。自分の政治的理想とオーストリア皇太子としての立場との間で苦悩するルドルフ。そんな中、マリーの純粋な気持ちはルドルフを動かし、二人の恋を成就させる。
ルドルフとマリーが出会う宮中のダンスパーティー、マリーがルドルフへの手紙を言付けにやってきて、なんと当の本人に読まれちゃうところかな。ここは、レオくんは地で楽しそうにやってそう。
一番最後のこのスケートリンクでしょうか。
マリーと結ばれたことから始まる悪夢。そして、傍らにマリーがいるということで得られた安堵感。そして、間が悪い本妻とたたみかけてくるところでしょうか。ベッドで下着から自分の嫌いなプロイセンブルーの式服に着替えるんですが、ブーツを履くのに苦戦してましたね…。その苦戦ぶりが可愛かった。
また、父から皇太子の身分の剥奪を言い渡されますが、残ったプライドを奮い立たせてある決心をするところは迫ってくるものがありました。
最後、マリーへ手紙を送ったあと、時空を越えたデュエットになりますが、実はそれぞれの思いが違う方向を向いていることを感じさせるところは、心を打たれました。
■感想
大まかな内容を知っているだけに、どの視点で見れば共感できるのか悩みました。
・ルドルフ→論外
・マリー→世間知らずなロマンチストすぎ
・シュテファニー皇妃→わかるけど…
ウィーンのカプツィーナ教会で3人そろって葬られていること、母であるエリーザベトがウィーンを離れながらも息子を心配し、息子の死後はずっと喪に服していたことを考えると、母親の皇后からの目線で見ると物語に入り込めるのかと。
解剖の結果、ルドルフの死因は「精神錯乱」と診断されたそうですが、皇后は自身のヴィッテルスヴァッハの血を呪って「あのときにフランツと出会っていなければ」と人知れず苦しんでいたそうです。
■カプツィーナ納骨堂
(http://4travel.jpよりお借りしました)
痛みと戦うためにモルヒネやアルコール、女に頼り、そのために健康や精神をさらに害し、それでなくても、帝国の後継者という重責に耐えざるをえなかった彼には、同情の余地があるかと。
#鎮痛剤つながりで、今すごい親近感(^o^;)。
テグドルプ、悩みのところはまだまだ余力があるかと思いましたが、マリーに惹かれるところや何より、親の目線を意識させているところは、レオくんの持ち味だなぁと思いました。
ルナさんは、インザハイツで力量のすごさを見ていましたが、今回も、世間知らずでロマンチストで優しいマリーをおおらかに美しく演じていたと思います。アイドルにしておくのは、もったいないー。
ではでは。
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