【K-POP】#VIXX #Leo #韓国ミュージカル「モンテ・クリスト」 | いろいろといろ

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 1月7日、8日にレオくんがアルベール役で出演している「モンテ・クリスト」に行ってまいりました。
 

■1月7日夜の部の配役


■1月8日昼の部の配役
#夜の部のチケット引き換え時に撮影したのに、なぜか昼の部のキャスティングボードのままでしたあんぐりうさぎ



 
■ネタバレを含んだ感想
 
 以降は、個人的な感想を思いつくままに書いています。ネタバレもありますので、これから見に行く方は読まないほうがよいと思います。
 
 
 
 19世紀、ナポレオン体制、王政復古、7月革命以後の立憲君主制とめまぐるしく時の権力者が変わる中で書かれた、「ナポレオンから親書を携えたエドモンは幽閉される」というフランスの血湧き肉躍るアレクサンドル=デュマの冒険活劇が原作です。なお、この作品が完結した1846年の2年後の1848年、2月革命が起こって第二共和制に移行、その後1852年にナポレオン三世による第二帝政が始まっているので、その時代の空気を背負った作品だと思います。
 
 国民の間でのナポレオンの人気は絶大だったと思うので、ナポレオンの親書を黙殺したフェルナン・モンデゴ、ダングラール、ヴィルフォールは、フランスの読み手にとっては単なる悪役ではなく、にっくき裏切り者ムキーとして映っていたのでは…と想像しています。

 純真で怖いもの知らず、好青年のエドモンが最愛の恋人のメルセデスとの結婚式から、不幸のどん底に突き落とされます。物語の魅力は、そんな彼が裏切り者の企みをしって、悪魔ニヤへの変貌を遂げ、でも恋人の愛の深さを知り、復讐鬼から立ち直るえーんところなんじゃないかと。
 
■結婚式のシーン
#真ん中にいる帽子を目深にかぶった男性がレオ君です。

(CR:EMK Musical Company)
シン・ソンロクさんのモンテ・クリストしか見ていないんですが、一幕終わりで古い友人、恋人を呪う場面は圧巻あんぐりうさぎ
 
 一幕のラスト、マントを翻すところのライティングや演出がかっこよかったです。
 第二部は、裏切者を陥れる作戦の一環で、ローマで開催されたカーニバルでフェルナン・モンテゴの息子、アルベールを誘惑するんですが、カーニバルのシーンがまたよかった。下の写真のイメージよりももっと華やかでした。

(CR:EMK Musical Company)
 
#モンテ・クリスト伯爵の部下に翻弄されるアルベールがかわい~カナヘイハート
 
 そして、エドモンの復讐を経て、ラストはアルベールは自分の婚約者の父ヴィルフォールの死への仇敵として、モンテ・クリストに決闘を申し込みますが、そこで急展開。
 
 急展開の中心となるのは、作品で終始、愛を歌い続けるメルセデス。1840年代の有名な肖像画家のWinterhalterが描くようなオフショルダーのドレスを身に着け、その時代から抜け出たようでした。7日はジョウ・ジョンウンさん、8日はリナさんでした。どちらの方もすばらしかったのですが、リナさんが好きだったかな。
 
 最後、メルセデスがフェルナンデスと結婚を決意したのは、実はエドモンの子供を身ごもっていたからだということ、そしてその子供はアルベールだったことが判明し、複雑なままに大団円。(実の父として慕っていた人が実は仇敵だったことを知ったアルベールの胸中は複雑なものがあるかと思いますが。)
 
 実は、日本のGONZOUが制作したアニメーションが「こんな解釈でくるか」とびっくりさせられたことがあり、あまりがっかりしたくはなかったので、最初から期待度を下げていったのですが、
 
面白かったです。
 
■巌窟王(日本のアニメーション)
※自分向けのメモです。

 
 アニメーションは最初に書いたナポレオン帝政のことや実際に描かれた背景を無視して制作されていましたが、ミュージカルはよくまとまっていたし、衣装やセット、効果、演出も効果的でよかったです。エドモンの心に映る裏切り者達の描写が特に印象的でした。憎しみという冷たく青い炎に焼かれ、悪魔の所業に至るエドモンを応援したくさえなりました。
 
 さてさて、アルベール。第一幕のぼんぼんはどこへやら、二幕の後半では、憧れの紳士だったモンテクリスト伯爵に決闘を申し込むまでの葛藤を経験します。 仇敵の息子とはいえ、この純粋なアルベールを手にかけることは、エドモンにとっても葛藤でしかなかったと思うのです。「エドモンが昔の自分を思いながら銃を手にしている」と感じさせるところは、「レオ君の力量ならでは」だと思います。
 
 うまく関係者を巻き込んで、日本でも上演されたらいいなと思いました。
#でも、今の政治情勢だと難しいかもしれませんが…
 
ではでは。
 
■関連リンク
  http://www.emkmusical.com/
  wikipedia
  http://ryujunghan.jp/