東福寺から清明神社に行く途中で、来年の絵馬を境内いっぱいに出している神社がありました。
■護王神社
■現在の一条戻橋
晴明神社の南にある現在の「一条戻橋」を渡って、御所前の烏丸通をめざします。
神社の縁起は以下のようになります。
(オフィシャルサイトより引用)
奈良時代・称徳天皇の御代のこと。弓削道鏡(ゆげのどうきょう)という僧が法王となって絶大な権力を振るっていました。やがて道鏡は、天皇の位も奪おうと考え、「『道鏡を天皇にすれば天下は平和に治まる』と宇佐八幡よりご神託(神様のお告げ)があった」と天皇にウソを言います。
天皇は、ご神託が本当なのか迷いました。そこで、和気清麻呂公を呼び、九州の宇佐八幡へ行って確かめてくるよう命じました。(中略)和気清麻呂が真実を天皇に伝えたところ、道鏡は、清麻呂公の足の腱を切った上、大隅国(鹿児島県)への流罪(るざい)としてしまいます。さらには、大隅国へ向かう清麻呂公を襲わせるために刺客を放ちました。
足の腱を切られ、立つことすらできなくなった清麻呂公ですが、皇室を守った大神に感謝するため、宇佐八幡へ立ち寄ることにしました。そして、一行が豊前国(福岡県東部)に至ると、どこからか三百頭ものいのししが現れました。いのししたちは清麻呂公の輿(こし=乗り物)の周りを囲み、道鏡の刺客たちから守りながら、十里(約40km)の道のりを案内してくれたのです。清麻呂公が宇佐八幡での参拝を終えると、いのししたちはどこかへ去っていきました。不思議なことに、清麻呂公の足の痛みは治り、再び歩けるようになっていました。
…ということで、この神社がお祭りしている神様は和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)と姉の和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)だそうです。
■鼻をなでると幸せになる「幸運の霊猪」
■#シドニーにも同じようなイノシシがいたような・・・
■狛犬ならぬ狛猪
また、足腰の神様ということで、門前にある「大祓詞」を回すとよいそうな。
ここでは冠婚葬祭のイベントが多いようで、私たちがいったときはちょうど結婚式をやっていました。ですので、あまり境内をみることができませんでした。機会があれば、また行きたいと思います。
■参拝した…ということで、御朱印をお願いしました。
また、パンフレットをもらうことができてよかったです。いろいろと興味深いことが書いてありました。和気清麻呂公が孝謙天皇によってその功績を認められ、神様になっていたなんて、びっくりです。
「護王」というのがとても安定感があって迫力があります。
最後の最後に手書きでもらえて、また書いているところを見せてもらえてラッキーでした。そして、「参拝」という文字まで加えていただいています。わーうれしー。
ではでは。
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