Kstyleによると、「15日、クリスの法律代理人である法務法人ハンギョルの関係者はマイデイリーに「具体的な内容を公開することはできないが、本日(15日)ソウル中央地方裁判所に専属契約効力の既存再確認訴訟を申請した」と伝えた。原告はクリス、被告はSMの代表取締役のキム・ヨンミンだ」そうです。
以下、デイリースポーツからの引用です。
(以下引用)
EXOの中国人メンバー、クリス(23)が15日、所属事務所のSMエンタテインメント(以下SM)を相手取り、専属契約の無効を求め、ソウル中央地裁に提訴した。クリス側は過酷なスケジュールに値しない、給与への不満などを主張している。韓国の通信社、聯合ニュースが報じた。
(略)
今回、クリス側はSMに対し、「芸能人としてのビジョンを提示しないで、原告を付属品か統制の対象のように扱った」と主張。「原告の意志や健康状態は全く尊重しなかった」と指摘した。
収入については、「収益分配金の支給時に、一方的に作成した計算書だけを提示し、具体的な説明や精算資料を提供しなかった」との主張を展開。過酷なスケジュールの一方で、常に経済的に困窮していたと明かした。
SM側は「(訴訟の)事実を確認中であり非常に困惑している」とした上で、EXOの活動に支障が生じないよう最善の努力をするとコメントした。
(引用ここまで)
■以下、勝手な個人的なものいいです。
個人的には、デイリーニュースの記事を見る限り、個人的な事情だけで訴訟したのではないと信じたいです。実は2012年のデビュー当時はEXO、好きだったんです。MAMA、Historyとも、素晴らしいコンセプトで、次はどんな曲を出してくるのかと思ったら、Wolf、Growl…、今回OverDose。美少年の姿をまといながら、獣性というか性欲に満ち満ちた曲を歌っていて…。同人誌でいうとやおいの世界っぽく感じて、「やっちまったなぁ…禁断の領域に入っちゃったなぁ」って思っていたんです。
■今回の新曲のCM。
これを見ると竹下恵子氏の「風と木の詩」の表紙を思い出しちゃう…。
#ちなみに私は途中で挫折しました(^^;


こういうのがはやりだすと、業界のお金やマスコミの関心は一気に過大露出に流れてしまうので、きちんと音楽をやろうという人がその力を失ってしまい、枯れていくのでは心配しています。実際、今の音楽番組を見ても、ボーカルとダンスばかりに気を取られて、ほかのパートはおざなりというかなおざりというか…人が育ってないもんね。
そして、もう一つEXOにとって致命的なのは、年齢を重ねたとき、たとえば40歳の中年を迎えたときに、これらの歌は全然別の意味になるんですよね。美少年が唄うからよいのであって、40歳のおやじが唄うと、ただのオオカミの歌になっちゃいません?
例えば、VIXXのHydeとか、Voodoo、40歳のVIXXが歌っても「あり」だと思いません?逆にその年齢の彼らが歌うことでもっと深みが出るかも。
歌のコンセプトを見ただけで、事務所がそのアーティストを単なる金づると思っているか、そうではなくて20年先を見越して考えているかってわかりますよね。
…んなわけで、昨年からSMEの金づると化したEXOには、アーティストとしての関心はなくなっちゃったんですよね~。
今回、「芸能人としてのビジョンを提示しないで、原告を付属品か統制の対象のように扱った」とクリスが書いているところを見ると、昨年から心配していたことがほんとうに起こっていたのかなって思います。
(追記)
5月15日のSMEの株価の値動き。
なんと日本円にして時価総額600億円も下がったそうです。

■関連リンク
EXOクリス、韓国事務所に専属契約無効求め訴訟 給与等に不満