今年、たぶん初めてか2回目の六本木に行ってきました。
昨年、残業時間80時間の中、合間を縫って通っていたのに、時間がある今のほうが行くことが少なくなりました。その理由は簡単。震災後、イベントが少なくなったからです。

 3月初旬の「ツーリスト」のイベント以来、ハリウッドからの映画関係者がレッドカーペットイベントを企画することがなくなっちゃいました。ようやく六本木で開催されたのが、第24回東京国際映画祭。特別オープニングの辛亥革命を描いた「1911」を見てきました。

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 ※ちなみに自分ではチケットを当てられず、友人のおかげで参加できました。ありがとうございました。
 
 まずは主演であり、監督であるジャッキー・チェンの舞台挨拶。
映画の撮影の合間を縫って、参加したというジャッキー・チェン氏。

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 司会の襟川クロさんが「特別オープニング」として、出演100作目である『1911』を持ってきてくれました」というと、
 
 「今回は、震災が起こってからの初めての東京国際映画祭です。どんなことがあっても絶対に来たいと思っていました」
 
 また、最後の締めくくりの挨拶は感動的。このメッセージをずっと心にとどめておきたいです。
 
 「You for me, I for you. Thank you.
 (みんなは僕の力です。僕もみんなのためにいます。ありがとう)」

 16時30分からの東京国際映画祭のオープニングによると、東京国際映画祭のサポートもしてくださったようで、オープニングセレモニーで、映画祭のチェアマン、依田巽氏とジャッキーは熱く握手を交わしていました。
 
 映画自体は1911年の辛亥革命から100年後ということで、この作品の制作が企画されたそうです。宣統帝溥儀が退位し、革命の目的を達成したとして、孫文が臨時総統の地位を退位したところで、映画はラストになりますが、そのときジャッキーが演じる黄興のセリフが心に残ります。確か、「君の後、袁世凱がつぐと革命の理念は失われる」ようなことを言っていたと思うのですが、それは、歴史が証明しました。また、今の中国に対するメッセージを持っているような気もします。

 改めて、辛亥革命を調べなおしました。1911年の武昌起義の部分は、映像でち密に再現されていますので、ぜひ映画を見るとよいかもしれません。

それにしても、革命によって人は進化するというのが映画のメッセージでしたが、果たして、私たちは進化しているのでしょうか。
 今年、アフリカを席巻したアラブの春。おとといのリビアのカダイフィ大佐と思われる人の銃殺された姿を見ると、進化しているか・・・・というのは疑問・・・・。
 

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