3月11日 14時45分ごろ。
 品川にある事務所で、その日中にお客様に出す提出物を作っていた最中のことでした。
 突然、ふわり・・・と1~2センチ浮き上がる感じがしました。次はわずかに横揺れ。

「揺れてる・・・よね」

 同僚に聞いたら、たいてい、「気のせいよ」といわれます。でも、このときはみんながみんなこっくり。そうこうしているうちに、

 ぐらぐらぐらぐらぐらぐら・・・・・

 普段だったら1分も揺れていれば止まるのに、その日は止まってくれません・・・・。
そうこうしているうちに、立っていられなくなりました。遠くに見える高層マンションでも頭を振っています。何も落ちてくる様子はありませんでしたので、鞄をすぐ持ち出せるかチェックしつつ、何かあれば、すぐに飛び出せるようにスタンバイ。

 一段落して、

「とりあえず、外に出て」

 といわれたので、迷わずコートと鞄を持って外にダッシュ。
外にでて15分ほどたちました。なんとなく揺れは止まっているように思えます。やれやれと事務所に戻った途端、また大揺れ。事務所の増設棟の継ぎ目を見るとそこがくずれてしまっています。ビルが倒壊しそうな気がして、またもや、事務所から飛び出してしまいました。

 twitterで調べると、宮城県沖で、マグニチュード7.9の大地震だとか。震度は東京で4とかって書いていました。それに比べて、私の住んでいるところは震度5強。

 「このまま社屋にいるとあぶないかも・・・」

・・・ということで、最寄の避難所に会社をあげて大移動が始まりました。

■旧海岸通り沿の運河

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■避難した東京海洋大学

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 15時30分、緊急警報が鳴りました。ここに日本国、緊急体制に入りました~。18時ごろまで、東京海洋大学にお世話になっておりましたが、このまま一晩いるわけにはいかなということでした。近くの人は帰りましたが、私のように川を2つ越えないと帰れない人はとりあえず、会社に戻ることに。

 ちなみに2005年に第1版が発行された帰宅支援マップを事務所においておりました。この支援マップでわかったのは、あまりへんに動かないほうがいいということでした(^^ゞ。震災があったときは、速攻で大阪に帰ろうと何となく心に決めておりました。
 ※ただ、これはときどき、お客様の場所がわからないときにとても役に立っています。

 震災時帰宅支援マップ 首都圏版/著者不明

¥840
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※実際に品川から帰った人はなんと7時間かかったそうです。いかに電車やバスがありがたいか・・・ですね。

■旧海岸通を時速4キロ(→それは徒歩なみの速度っていうことやな!)くらいのスピードでのろのろ進む車やバス。
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 今回、会社には電気、水道がちゃんと機能していたので、横にはなれませんでしたが、目をつむっているだけでも、随分体を休ませることができました。寒くなかったというのが本当にありがたかったです。
 今回twitterが大活躍でした。携帯電話でいろいろ地震に関する情報が得られたのがありがたかったです。

 みんながどうしているのか、
 自分の住んでいる地域ではどれくらいの揺れがあったのか、
 停電になっていないのか・・・・、
 電車は動いているのか、駅はどんな状態かなど。

まんじりともせず、夜は更けていきました。