「ええよ。でも、富士の樹海まで行くお金がないからなぁ」
「なんなら、ビルの屋上から」
何を物騒な会話をと思い、振り返ってみたら、うら若い男女のカップルでした。
なにかせっぱつまっているのでしょうか。どんどん視野がせまくなって、物事を悪い方向にしか考えることができなくなっているようです。
私も物事の悪い面を見るのは負けませんよ~。
が、あくまでも、その局面を切り抜けるために考えるのであって、その局面に溺れるためではありません。
悪い局面を見ない振りをして、その局面がくるまで黙ってみている人、その悪い局面を他の理由のせいにするのを見ている人にひとこと言いたくて我慢ができなくなる性質なのですが、「もしかするとここで発散したいだけだろう」と解釈して、黙って聞いておりました。
生きる。20年、30年と生きてると、先人たちの格言や自分の生き方を見て、「いい生き方をするためにはどうしたらいいのか」って考える人が多いんじゃないかと思います。
私も、考えました。20代の後半。
当時、私が考えたのは生きるのに必要なものの区分を「3つのP」。

→全体的に正しく把握する能力。現実を正しく把握し、あるべき姿を思い描く能力

→我慢強さ、忍耐力 心を折らずに信念を持って実行すること

→情熱、愛 人生に興味をもつこと。たぶん、これが一番のエネルギーかも。
私にとって、仕事も趣味もなにかしらやらないといけないことも、全部、この中に入ってきます。
「今はPerspectiveを強くすることをやっている」、「今は忍耐力を養っている」、 「今は人生を愛せるようにしている」
例えば、今はミーハーで向井理さんのことばかり情報を追いかけていますが、 「今は人生を愛せるようにしている」なんてことになるわけで。こうすると、自分をすっごく正当化できてしまうんですね~

年をとるごとに、人生や人間をいろいろ知るごとに、幻滅することが多くなるたびに、人生に興味がなくなってくるので、Passionを持ち続けるって大事じゃないか・・・・と思います。
件のカップル、マイナス発散するのもいいのですが、何か自分に必要なことを見つけてほしいなぁと心の隅っこで祈る私です。