宝島社 | いろいろといろ

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 ひところ、500万部以上を売った「少年ジャンプ」でさえ、今、280万部と低迷するなか、宝島社だけは、2009年業績を盛り返しています。今日、たまたまテレビ朝日のニュースを見ていたら、宝島社の特集がありました。
 
 20年前は、「宝島社が出している雑誌って信憑性が・・・」という感じでしたが、最近はひところの小学館、集英社、講談社を凌いでいます。
 
 「チームバチスタの栄光」で第4回「このミステリーがすごい」大賞をとった海棠 尊さんなんて、現場のお医者さんですよ。今の医療現場の実態をフィクションで書けるライターを発掘するなんて、読者からすると、ほんとにありがたやありがたやな出版社です。
 なぜかというと、物語の状況描写にリアリティがあって、自分なりに「今、自分の立場だったらどうするだろう」という疑似体験がしやすいからなんですね~。



 
 テレビ朝日では宝島社マーケティング広報課・桜田圭子課長がメインに応じていました。
 
■一番のライバルはなんですか?

→これです。(スターバックスのカップ)
  みんながこれにお金を払ってもいいと思うものなんです。

 ※この考え方があるから、自社でDVDを作ったり、本当に面白い作家を見つけてきたりという考えが働くんでしょうね。

■そして、宝島社の3枚の切り札とは・・・・

 カード2があやすいですが、こんな内容だったと思います。
 
 カード1 縦横無尽の社内コミュニケーション
 カード2 書店との密接なコミュニケーション
 
  特にカード2ですが、書店の方々を自社の印刷工場に招くなど、意見交換の場を持っているそうです。一番誌を目指すというのは最終目標ですが、読者の手にわたるまでのプロセスを入念にチェックし、検討することって本当に大事だと思いました。


■関連リンク■
テレビ朝日 地球まるごとtv
「宝島社」絶好調の理由、女性誌付録だけじゃない!(1)

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