インドネシアで樹上生活民族が初めて公式に発見されたという報道を見ました。
彼らは独自の言葉を持ち、人里離れた樹上での生活をしているようです。
現地の調査員は山中を2週間もかけて歩いてその民族を発見したということです。
今日のこの番組はワールドカップに関する報道が大部分を占めていて、この報道はじつに短時間のものでしたが、報道の仕方になんとなく疑問に思ってしまうところがありました。
まず、報道に合わせて写真を使っていたのですが、その写真がどうにも真偽が微妙な感じでした。民族というだけあって、複数の人々がいると思うのですが、その写真は一人だけの色の黒い男性の背中のショットです。また、それは樹上にいるショットで後ろに地上が見えますが、ピンボケた感じでほんとに樹上なのか?と思ってしまうようなものです。
それとインドネシアの熱帯雨林らしき地域の上空からの動画も使っていました。「調査員が2週間歩いて・・・」と報道しているときの動画だったので、ここを歩いて行ったのかと視聴者は感じると思います。しかし、これは今回の樹上民族発見の地とは関係のない可能性が高いと私は推測します。もし、ヘリを使ってその地に着いたなら、先住民たちの動画が報道されるでしょう。写真もよりはっきりとしたものがあるはずです。
興味深い先住民の発見の報道ですが、信憑性にかける感じを受けました。
*番組データ* < 報道ステーション / テレビ朝日系列 >
