さらけ出す | ビジネススクール社長・高田裕子のドタバタ日記

ビジネススクール社長・高田裕子のドタバタ日記

2011年4月、ビジネスパーソン向けのビジネススクール、“カラーズ・ビジネス・カレッジ“(CBC)を
大幅にリニューアルして開講しました。日々のスクールの様子や、運営・経営奮闘記をお伝えします。

みなさん、こんにちは。

カラーズ・ビジネス・カレッジ(CBC) の高田裕子です。

 

週末の土曜日、第3期ネクスト・リーダーズ・キャンプ(NLC)の最終回(第4回)が無事に終了しました。

全員のプレゼンをビデオで撮影し、受講生同士お互いに評点。各チームで撮ったビデオを見ながらレビューして、改善点を探る。何か1つでも改善した上で、最後は全員でプレゼン大会。全員で評点をして、最優秀賞と優秀賞が決まりました。(遠藤賞ゲットビックリマーク) 

最終打ち上げ会も盛り上がり、楽しい時間となりました。その様子は、また別途お知らせします。

 

■ NLCで遠藤功先生と、中竹竜二先生が、何度もしつこいくらいに言っていたことが、「さらけ出す」と、「不完全性」です。

 

NLCのワークショップで、褒められることや、すごい!と言われることが目的ではなく、いかに「さらけ出せる」か。自分と向き合い、できないこと、弱みをちゃんと「さらけ出す」ことこそが、大きな学びにつながる、と。3期生は、「さらけ出す」=「パンツを脱ぐ」と言ってました。(笑)  

 

とはいえ、「さらけ出す」って、簡単なことではありません。

私もなかなかできませんでした。起業したてのころや、上手くビジネスがいかないとき、「わからない」とか、「できない」、「助けてほしい」、と素直に言えませんでした。心配されても、「大丈夫です」、「できます」と言ってしまったり・・。かわいげのないやつ!と、思われていたことでしょう。(苦笑)

 

変な見栄を張ったり、強がっていたんですね。できないことや、弱い自分を見られるのがすごく恥ずかしい。怖い。と思っていました。強がっても何の得にもならないのに。。「さらけ出す」ことが、弱いことだとさえ思っていました。。

 

「さらけ出す」ことは、すごく勇気のいること。できないこと、不完全な自分を素直に認めること。かっこ悪くてもいい、恥ずかしくてもいい。そう思えたとき、思い切って「さらけ出す」ことがてきたとき、とっても軽くなったのを覚えています。それからは、かっこつけない!自然体でいこう!と決めました。

 

■ 少し前のことですが、

競泳の瀬戸大也選手のインタビュー記事を読み、とても胸が熱くなりました。小学生からライバルとして戦い続けてきた萩野公介選手との関係、負けたくない気持ち。萩野選手がケガのため、一人で戦った世界選手権のこと。そして、萩野選手の涙について。

 

瀬戸大也「引退するまで一緒に戦う」―― 戦友・萩野公介の涙で強まったふたりの絆

 

今年7月、ハンガリーで開催された世界水泳選手権の800mリレー決勝で、萩野選手が伸びず、メダルどころか、5位に終わってしまったレース。その直後、萩野選手が泣き崩れ、四つん這いになり号泣する姿をテレビを見て、本当に驚きました。

 

「ビックリしました。公介があんなふうに人前で泣いたのは初めてだったんで……。涙を見て、自分も泣きそうになりました。それだけつらかったんだと思います。~ 」

 

「あの涙は、公介にとってすごく良かったんじゃないかなと思います。それまで人に弱みを見せず、自分の中にすべてを溜めて戦ってきたけど、あの涙でもういいや、弱みもすべてさらけ出していいやってフッ切れたと思うんです。同時に公介の感情をみんなが受け入れて、よりみんなとの信頼関係が深まった。自分もうれしかったですね。ライバルの自分の前で弱い姿を見せるのは自分のことを信頼してくれているからだと思うんです。信頼してくれているからこそ安心感が出てくるんだとそのとき思ったし、そういう公介がますます好きになりました。」 

 

不完全で、弱さをさらけ出した萩野選手に、魅力を感じずにはいられません。自分の弱さを見せるのは、強いからできること。間違いなく、これまで以上に強くなっていくことでしょう。私も、萩野選手がますます好きになりました。これからも、瀬戸選手と萩野選手の関係から目が離せません。