夏のはじめに④
新品タイヤになったCB650Rを受け取り、俺は再び走り出す。
目指すは――K-1(ホームの峠道)。
バイク屋からK-1へ向かう道を走りながら、俺はあらためて感じていた。
「夏ウェア、快適だな……」
メッシュのジャケット。
メッシュのパンツ。
ボディプロテクター。
そして、新しく手に入れたライディングシューズ。
朝一番のまだ涼しい時間帯ということもあり、むしろ涼しすぎるくらいだ。
「これなら、真夏でも走れそうだな」
俺は、そう思いながらアクセルを開けた。
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