前回も書きましたが、医学的な裏づけなんて一切ありません。
先にお断りしておきます。

立体感の話に入る前に、先日TVで興味深い事をやってました。
それは「サヴァン症候群」のお話でした。
「サヴァン症候群」とかなんぞやという方は --> こちら
過去の天才を呼ばれた偉人は結構「サヴァン症候群」の疑いの方が
多くいます。

前回、見るとは脳が様々なフィルターを掛けた物を感じる事と書きましたが、
この「サヴァン症候群」の方々の変換フィルターは常人では理解できない
形で現れたりします。
例えば、数字を色と認識したり、景色を見た時にそれを匂いとして
認知したりするんだそうで、本来間違った変換フィルターが
人間の機能としてとんでもない状態と現れる事が有るようです。
あのレインマンのモデルとなったキム・ピークは、これまた
とんでもない記憶能力を発揮するらしいです。
どうも、「忘れる」という機能を欠損した結果らしいんですね。
「忘れる」と言う事が一つの機能である事に正直驚きました。
普通右脳左脳はお互いの機能を打ち消しあう機能があり、微妙なバランスで
人格を形成しているらしく、そのバランスを欠くと、打消し有って抑えられれた
機能が開放され、超人的能力を発揮する。そんな感じでしょうか?
その分、欠損してしまった部分の機能は低下して、
他人とのコミュニケーションが全く取れなったりするそうですが。
脳の潜在能力てなんか凄いですね。

という事で本題。


前回は、「錯覚」が存在するので、見た物と実際の物は必ずしも
一致しないと書きました。

今回は立体感のお話です。
ビリヤードにどう絡むかは後のお楽しみ。

極普通の多くの人は多少の視力の良し悪しは有ったとしても
マジックペンのキャップを締めるのに特に何の不自由は感じ無いと
思います。

これはペン自体とキャップの距離感が判っているから。
しかし、網膜に映された光の情報には立体の情報はありません。

ではなんで人間は立体感を感じられるのでしょうか?

まぁ、普通に考えると目が左右に二つあって、両目で物を見ているから
と答えるでしょう。

ほぼ正解です。

では、両目で見るとなんで立体的に見えるのでしょうか?

左右の眼は離れているので、一つの物を見たとしても
それぞれの眼で見えてる物はちょっと方向が違う物が見えています。

そのちょっと方向が違う画像を頭の中のフィルターに掛けると
その画像の違いから距離感を感じているんです。

それを視差と言います。
その視差を上手く利用したのがステレオ写真なるものです。
本来2次元の写真2枚ですが、2枚のちょっと違う写真をそれぞれの
眼で同時に見ると、頭の中のフィルターが反応して擬似的距離感を
感じます。
巷で見かける立体めがねを掛けて見る映画も同様に視差がある画像を
見せ、擬似的立体感を感じさせてます。

逆に言えば、視差がある物を見ると勝手に立体感をして感じてしまうんですよね。
結構いい加減な物です。

それとは別に、2次元の風景写真を見ても何となく奥行き感や被写体の
位置関係って判りますよね。
それは経験から来る立体感です。

通常はその二つの感覚を混ぜて立体感を人間は感じています。


ビリヤードにおける立体感とは、
直線のラインを知るだけなら片目でも用は足りますが、
タップから手球までの距離から始まり、手球から先球までの距離、
先球からポケットまでの位置関係、しいては台上全ての球の位置関係など
知るために非常に重要です。

でも、それぞれの眼で見ている物がちょっと違うのに、
なんで普通に見えるんでしょうか?
そのまま重ねれば視差の分ずれてる筈なのにね。

つづく