カナは、毎日「つまんないなぁ」と思っていた。
「明日も同じだし…何も楽しいことなんてないよ…」

 

ある日、文房具屋さんで「ワクワク日めくりカレンダー」という不思議なカレンダーを見つけた。
1日1枚、めくるとメッセージが書いてあるという。

カナはおこづかいをはたいて、そのカレンダーを買った。

 

次の日の朝、カレンダーをめくるとこう書いてあった。

「今日は空を見て、好きな形の雲を10こ見つけよう!」

 

カナは「えーっ、そんなのできるかな?」と思いながら、登校中に空を見上げた。
「わ!犬みたいな雲がある!」「あれはアイスクリームみたい!」

気づいたら、足どりがいつもより軽くなっていた。

 

次の日は、

「ありがとうを3回言おう!」

 

カナは給食でおかわりをよそってくれた友だちに「ありがとう」、
ノートを貸してくれた友だちに「ありがとう」、
帰ってからお母さんにも「ありがとう」と言った。

「言うたびに、なんだか心がポカポカする!」

 

それからも、

「今日だけ特別なあいさつを考えてみよう!」
「小さなゴミを5つ拾おう!」

 

など、毎日ちょっとした「ワクワクミッション」が届いた。

「毎日って、こんなに楽しくできるんだ!」

カナは毎朝カレンダーをめくるのが楽しみになった。

 

ある日、最後のページをめくるとこう書いてあった。

「本当のワクワクは、きみの心の中にずっとあるよ!」

 

カナはにっこり笑った。

 

「これからも、自分でワクワクを見つけていこう!」