この前見た絵 | 人生真っ只中

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キリコ展で再び見た絵

変な絵と思う。


このところ因縁続く。


もう忘れていた過去と記憶、それも20年以上前の知り合いを二回も見た。人違いかと思うのだけれど、一瞬でその人だと二回も思ったのだからそうかもしれない。それも車運転して通りすがりの一瞬だったしおそらく向こうは私には気づいていないと思う。

その人当時53歳で口癖のように自分は長くないと言っていたからよく覚えているが、あれから20年以上経つから長くないといいつつあの口癖の裏には真逆の強い意思があったのだと思った。



そして今読み始めた本、おおよそ20年くらい前読んだものを図書館で借りて読み直している。なぜ当時これ読んだか、そしてなぜ今読み返すのか、自分でも不思議だった。昔読んでたらすぐ読めるものかと思ったら時代が戦前で言葉も文化もそれでいて言い回しや比喩が現代と違いやや苦戦している。


20年以上前のことをフラッシュバックのように思い出すことがある。膨大な時間なのについこの前のようにも感じるし、大きな海原漕いでいたようなのにこの前見た絵のように実は小さなところで進んでないのかもしれない。

まるで御釈迦様の手のひら状態な自分にも思った。


オデュッセウスは自分か?

そんな深い絵とも思えなかったがいろんなことが重なって考えてしまった。


生きてるうちに輪廻転生して過去の出来事浄化できるなら、またよろこばしからずや。