海外への送金コスト削減
昨年秋に輸入したベンツS550LAMGスポーツエディションは、当時MBJ
のディーラー車価格が1800万円弱(車両本体消費税込み)であった。
値引き100万円が相場であったので乗り出し価格もおそらく1800万円
前後であったと推測される。平成15年頃のS55Lディーラー車乗り出し
価格とほぼ同じ、当然納得できる価格ではない。
それならば個人輸入でという流れであった。
車両の選定にはアメリカ国内在住の日本人ブローカーに依頼し、
一週間ほどで見つかった。
当時すでに、ドル安局面で海外ブローカーによるアメリカからの
新車輸出にディーラーも神経質になり始めていたと聞いている。
州税払えば(アメリカ国内登録すれば)オッケーというディーラーは
いくらでもあったらしい。特にCAは州税8%越なのでもったいなくて
絶対に登録できない。
結局ブローカー在住の他州へコンテナ輸送し、登録手続きはブローカー
自身でということで落ち着いた。
一旦、ディーラーの手を離れてしまえば、後は登録せずに横浜へ
コンテナ輸送してもばれることはない。
州税は払っていれば70万円越、輸送コストは26万程、当時の判断
としては正しかったと思う。
MSRP、ブローカー手数料、海運費用全て合わせた請求額が
115000ドル(当時の為替レートは82.50円)結論から言うと、
115000ドル×83.00円(1ドルあたり)=9545000円を送金した。
チェンジ手数料は都銀では片道2円を表示しているところばかり
であった。もし片道2円でチェンジしていれば、送金額は9717500円
となっていた。
片道0.5円のチェンジで172500円の節約をする事ができた。
要はチェンジ手数料が1/4で済んだことになる。
手軽な方法としては、新生銀行などのネットバンクを利用されたらいいと思う。
このような節約の積み重ねが、乗り出し価格を引き下げる事になるので、
チェンジ手数料を抑える具体的な準備をされておくことを強く
お勧めしておきます。