成田空港国際線での地上職時代の

思い出を書いています。

その① “あぽやん”に思う→

その② 受託手荷物超過料金交渉→

その③ 並び席のチェックイン→

衝撃の出来事もありましたが

基本なりたかった職業でしたので

大変な教育も女社会での生存競争も

どうにか切り抜けて行きました。

またまた新人時代の話ですが

チェックインカウンター業務でも

ゲートへ走ることが時々ありました。

現在はE-TICKETが主流ですが

当時(20年以上前)は主に紙のチケット。

チェックイン後に数えてお客様分が

揃っているか枚便チェック係が調べます。

もし足りない場合はお客様リストを

プリントアウトし、

読み上げる人とハイライトで

チェックする人とに分かれ名前あて。

ああ、なつかしすぎる。

何度やった事か…えーん

チケット取り忘れは

MIS-LIFT(ミスリフ)と呼ばれ、

そのチェックインした人が

責任持って取りに行く流れでした。

チケットを取りすぎてる場合もあり

それはOVER-LIFTと呼ばれていました。

これは次の行き先分も取ってしまってるので 

かなりやばいです。

どちらにしてもゲートに行って

お客様を呼び出してもらう必要が

あるため走ります。

ある時そんな失敗でゲートに走る時に

LATE-SHOWのお客様のアテンドを
(遅く来た方)

ついでに頼まれました。

どこの世も新人とは雑用係です。

台湾行きのお客様はA側、

私が行くのはシャトルに乗るD側。

時間を見ながら

少し英語を話されるお客様と

雑談しながらイミグレの列を

謝りながら前に入れてもらい進みます。

お友達のところに遊びに来て

国内線乗り継ぎが遅れてしまったようで

ナーバスなご様子。

大丈夫ですよとゲート近くまで

急ぎ足でお連れし、

ここがゲートですとお伝えしたところ、

目に涙をためて日本語で

「アリガトウ」と言われました。

新人でまだ空港のゲートまでも必死だし

今日だってミスリフしてゲートに行くし

あまり会社の役に立てない日々を

送っているのに、

このお客様は私に感謝してくれた。

嬉しくてシャトルに行くまでに涙が

とまりませんでしたえーん

お客様のお役に立てているのかも!と

思えた瞬間。

チェックインカウンターの先輩方に

毎朝砂糖とミルクの好み表(!!)を見て

コーヒーを出す事や

各航空会社のルール、

端末の扱い方を覚える事に必死だった私に

光がさした瞬間でしたキラキラ
 
高校生の時になりたいと思った

グランドホステス(当時の呼び方)に

私はなってるんだ!と静かに感動でした。

憧れている制服も着てるし爆笑

男性社員はマネージャー職か

本社からの出向の方がチラホラいるだけで

ほぼ女性だけの職場でしたので

上下関係はとても厳しく

半期(6ヶ月)違いでも先輩後輩。

お茶くみに遅れると半期前の先輩から

お手紙をもらってしまったりしますびっくり

遅刻した私が悪いのですがガーン

ちなみにコーヒーの好み表は名前の横に

S1、M1(砂糖1杯、ミルク1杯)など

書いてありました。

恐ろしくなつかしい…。

ー補足ー

ミスリフ、オーバーリフトしたチケットを

もしゲートで会えない、間に合わない場合は

到着地に社内電報を送り

到着時にお客様に会って処理してもらいます。

オーストラリアでは逆にQFスタッフが

ミスリフなどすることがありましたが

誰も気にしてないし咎めないことに

びっくり!!

日本では結構なミスだったのに。

No Worries

オーストラリア、弱者への優しさが

半端ありません。

ゴールドコースト出張中の夫より

イケメンコアラでした。



そんな空港修行をしていた私が

オーストラリアに来た話はこちら↓

オーストラリア移住まとめ→