成田空港国際線での地上職時代の
思い出を書いています。
その③ 並び席のチェックイン→★
基本なりたかった職業でしたので
大変な教育も女社会での生存競争も
どうにか切り抜けて行きました。
またまた新人時代の話ですが
チェックインカウンター業務でも
ゲートへ走ることが時々ありました。
現在はE-TICKETが主流ですが
当時(20年以上前)は主に紙のチケット。
チェックイン後に数えてお客様分が
揃っているか枚便チェック係が調べます。
もし足りない場合はお客様リストを
プリントアウトし、
読み上げる人とハイライトで
チェックする人とに分かれ名前あて。
ああ、なつかしすぎる。
何度やった事か…![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
チケット取り忘れは
MIS-LIFT(ミスリフ)と呼ばれ、
そのチェックインした人が
責任持って取りに行く流れでした。
チケットを取りすぎてる場合もあり
それはOVER-LIFTと呼ばれていました。
これは次の行き先分も取ってしまってるので
かなりやばいです。
どちらにしてもゲートに行って
お客様を呼び出してもらう必要が
あるため走ります。
ある時そんな失敗でゲートに走る時に
LATE-SHOWのお客様のアテンドを
(遅く来た方)
ついでに頼まれました。
どこの世も新人とは雑用係です。
台湾行きのお客様はA側、
私が行くのはシャトルに乗るD側。
時間を見ながら
少し英語を話されるお客様と
雑談しながらイミグレの列を
謝りながら前に入れてもらい進みます。
お友達のところに遊びに来て
国内線乗り継ぎが遅れてしまったようで
ナーバスなご様子。
大丈夫ですよとゲート近くまで
急ぎ足でお連れし、
ここがゲートですとお伝えしたところ、
目に涙をためて日本語で
「アリガトウ」と言われました。
新人でまだ空港のゲートまでも必死だし
今日だってミスリフしてゲートに行くし
あまり会社の役に立てない日々を
送っているのに、
このお客様は私に感謝してくれた。
嬉しくてシャトルに行くまでに涙が
とまりませんでした![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
お客様のお役に立てているのかも!と
思えた瞬間。
チェックインカウンターの先輩方に
毎朝砂糖とミルクの好み表(!!)を見て
コーヒーを出す事や
各航空会社のルール、
端末の扱い方を覚える事に必死だった私に
光がさした瞬間でした![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
高校生の時になりたいと思った
グランドホステス(当時の呼び方)に
私はなってるんだ!と静かに感動でした。
憧れている制服も着てるし![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
男性社員はマネージャー職か
本社からの出向の方がチラホラいるだけで
ほぼ女性だけの職場でしたので
上下関係はとても厳しく
半期(6ヶ月)違いでも先輩後輩。
お茶くみに遅れると半期前の先輩から
お手紙をもらってしまったりします![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
遅刻した私が悪いのですが![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
ちなみにコーヒーの好み表は名前の横に
S1、M1(砂糖1杯、ミルク1杯)など
書いてありました。
恐ろしくなつかしい…。
ー補足ー
ミスリフ、オーバーリフトしたチケットを
もしゲートで会えない、間に合わない場合は
到着地に社内電報を送り
到着時にお客様に会って処理してもらいます。
オーストラリアでは逆にQFスタッフが
ミスリフなどすることがありましたが
誰も気にしてないし咎めないことに
びっくり!!
日本では結構なミスだったのに。
オーストラリア、弱者への優しさが
半端ありません。
ゴールドコースト出張中の夫より
イケメンコアラでした。