今日は昼例会でした。今日に限って会場の都合でいつもと違う会場での開催となったのですが、そのために参加者がなかなか来てくれず、待ちぼうけ状態だったのですが、その時の雑談で
「朋友の参加が少なくなった」それは「自分たちが朋友の例会に参加することが少なくなったからだ」という話になり、
「まあ年を取ってしまったので、なかなか遠くまで出歩く気力体力も減ってきたからね。」
「でも『オンライン例会』なんて言うのもあるけど」という話になってきたのだけど
「オンラインというのは何か違う。例会はやはり対面であるべきだと思う」
「ただ、地方なんかで近くに例会場が無い場合も多いので、その場合にはオンラインは救いになる」
こんな話をしていました。
例会が対面であるべきだというのは、まずアル中は引きこもるからです。
家にこもりがちではどうしても、気分が鬱方向に傾き、断酒への意欲も低下するものです。職が無い場合特に、社会との接点が無くなり、引きこもり状態を助長することもあるでしょう。
そこで断酒会に入り例会に出ることの意味があるのです。例会場まで移動することにより、一般社会と接することになりますし、例会場に来れば、仲間たちがいる。雑談もするでしょう。それが例会に出席することの一番の意味だと私は考えるのです。体験談というのはまあせっかく集まったから話をしようというネタだと思っています。
「アル中よ、酒を捨て、街に出よう」
とはいうものの、オンライン例会というのも意味はあります。先に書いたように例会場が近所になく、出かけるにも車で1~2時間も走らなければならないという場合も結構あるそうです。
断酒を始めた頃、:今から14年も前には自分が大阪に住んでいることを大いに感謝したものです。そして地方に住んでいる人たちとの落差の大きさを知って愕然としたものです。それで当時は私はオンライン例会の開催、あるいはオンラインでの断酒会の可能性などを考えていました。
それからだいぶたって、コロナのパンデミックという大変な事態が起きました。14年前と比べるとはるかにネットワーク環境が整ってきていたので、オンライン例会が現実になったのです。
でもやはり対面での例会が困難な場合の代替手段でしかないという事はわかっての利用であってほしいものです。
コロナで在宅勤務が積極的に進められましたけど、その裏で飲酒しながら仕事をしている人もきっといるはずだと言っていました。飲みながらオンライン例会に出る人の可能性もありそうですね。



