財布を無くす話 | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 酒で失くしたもの、と言うアンケートで、財布が一位だったそうです。また別のアンケートでは信用だったり、記憶と言うのもあったそうです。ここでいう財布は、ポケットに入れている現金の入れ物を指しているのかあるいは、収入など金全般を指しているのかはわからないところです。

 
 私は幸い酒の所為で、金を手に入れる当てを全く失ったということは無いのですが、現金の入れ物である財布を無くしたことは何度もありました。
CASE 1
 独身の頃の事です、休日に一人で大阪なんば界隈をさまよっていました。飲み屋で隣り合った人と意気投合して、そこら辺で遊んでいたのですが、何かのはずみで、はぐれてしまいました。そしてなぜかその時私のカバンをその人が持っていたのです。
 かなり焦りましたがその人を見つけることができず、そのまま帰りました。翌日仕事をしていると職場に電話がかかってきました。その人が私の名刺を見てかけてきたようです。その夜落ち合ってカバンを返してもらったのですが、財布の中の現金はほとんどなくなっていました。
 
CASE 2
 夕方から、出張先に向かって新幹線に乗っていました。その日は移動だけなので、気持ちよく酒を飲んでいたのですが、トイレに行きたくなり、ズボンの後ろポケットに入っている財布を便器に落とす心配をして財布を横の棚に置きました。そしてそのまま出てきてしまいました。そして新幹線から在来線に乗り換えてから、財布を置き忘れたことに気が付きました。車掌に話して探してもらいましたが見つかりません。宿についてから、妻を煩わせてクレジットカードの停止とかをしました。そして当面の費用は会社の先輩にお金を借りて過ごしました。
 
CASE 3
 酔っぱらって例によって電車を乗り過ごしました。気が付いたら終点でなおかつ終列車でした。しばらく駅のホームのベンチで眠っていましたが、目が覚めると家の方に歩き出したのですが、また途中で、廃車の中で眠ってしまって翌朝目が覚めました。それで、朝の電車で戻ってきたのですが、気が付いたら財布がありません。どうやら駅のベンチで眠っているときに落としたようです。あきらめていたのですが、電車会社から電話がありました。高校生が見つけて届けてくれたそうです。
 
 酔っぱらって失ったのはこの3回です。
 
おまけ
 自分のところの例会に出席するために、スクータで走っていました。ウエストポーチが開いたままだったようで、「中身をまき散らしていますよ」と言う指摘を受けて、あわてて、戻って拾ったのですが、財布がありませんでした。意気消沈して家に戻ってしばらくすると、交番から電話があって、財布が届いているともことです。行ってみると全く無事な財布がありました。
 
 若干の現金の損失はあったものの、いずれの場合も大事にならずに済んでよかったです。
 
 それより、ほんとうによかったのは酒の所為で収入の道が途絶えて、路頭に迷うところまでいかなかったことでしょう。
 

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