大酒を飲み続けると、肝臓を壊して肝硬変になってしまう。肝硬変になると全身症状が出て、廃人動線になり、かつ肝硬変は治らないのでそのまま死を待つだけとなる。
こんなことを教えられてきました。だから、酒が好きでも、どこかで止めなければとは思っていたものです。でも、アルコール依存症になると、自分が死に向かっているとわかっていても酒を飲まずにはいられないのです・・・・
今日ある人が酒でさんざん体を痛めたけど、特に肝臓を傷めた。肝硬変にまでなって大量吐血や下血もした。そこでようやく断酒するしかないと思い知った。そして8年ほど断酒してきたのだけど、最近検査で、肝臓がんがみつかり、手術することになった。そんな体験談をされていました。
大酒を飲み続けていると、肝臓はだんだん壊れていきます。初めは脂肪肝、そしてアルコール性肝炎。アルコール性肝繊維症、肝硬変、肝臓がんとなっていきます。
そしていずれにしてもその症状の果ては死亡に行き着くのです
大酒を飲み続けると、身体のほかの部分もまた病んでいきますが、アルコールそのものを処理するのが肝臓だけに、必ず肝臓は痛んでくるのです。そしてその結果は死亡となります。
断酒会で一緒に断酒をしてきた人たちにも肝硬変にまでなってしまっていた人がいました。断酒を続けると、肝硬変はゆっくり治っていくのですが、それ以前に肝臓がんになってなくなってしまった人や、肝性脳症を発症して亡くなっていく人もいました。
また、肝硬変になっても飲酒を続けていると、食道静脈瘤が発生し、それが破裂することによって大量吐血となりそれで命を失う人もいます。
まあ本当に大酒に依る肝臓疾患は恐ろしいものです。でも理屈は解っていてもアルコール依存症になってしまうと、飲酒をやめることができないので、肝臓はどんどん悪くなる一方なのです。
肝硬変などになってひどい症状が出るとさすがに、酒を止めなければいけないと思うのですが、その時にはもはやすでにアルコール依存症になっていて、止めたくても止めれないのです。
酒を飲み続けると、死に至るゆえんです