毎年この話題を取り上げています。それは、2011年3月11日のことなのですが、その頃の私はアルコール依存症も末期的な状態だったのですが、大災害が起きたということすらわかっていなかったというほど、どうしようもない状態だったことをいつまでも心にとめておこうと思いからです。
毎年書いていますが、新聞は家族がいなくなって取るのを止めましたテレビはもともと見ません。それで、さんざん報道されていたはずのものが、まるで興味もないままに意識の範囲外にあったのです。
ちょうどそのころ、一度近所の路上で、アルコール癲癇を起こして救急搬送されていたはずだがと、今回調べてみるとそれがなんと3月22日のことでした。大震災から11日後です。
これがその時のことを書いた記事です。この記事を書いたときには正しい日付を調べていなかったので、前後関係が不確かなことを書いていますが、酒が切れたから買いに行こうとしたらアルコール癲癇を起こして救急車で病院に運ばれたということです。本当に何も見えない、酒以外は何も興味を持てない状態だったことがわかります。
結局何があって、その結果どんな大変な災害になっていたのかを知ったのは4か月後アルコール病棟に入院してからでした。ようやく酒が切れてまともにものを見聞きできるようになって、テレビの報道番組を見て理解したのでした。
あれから12年、東北地方ではまだ津波や原発事故の影響は残っていて、完全に復興できたとは言い難いようです。私も断酒してから12年まだ酒に囚われていた状態から完全には回復できているわけではありません。