毎年11月10日から11月16日まではアルコール関連問題啓発週間です。もともと11月10日が断酒会の創立記念日で断酒宣言の日として啓発活動をしていたのがアルコール健康障害対策基本法で11月10日~16日を啓発週間とすると定められたのです。
ということで法律以前から断酒会ではこの時期啓発活動をしていたのですが、今年も大阪府断酒会ではなんば高島屋前でティッシュ配りをすることになっていました。
ただ今年は天気が悪かったです。我が家は箕面市にあって毎年この時期は紅葉狩りの観光客でにぎわうのです。駅に近づくと
紅葉も盛りなのですが例年なら観光客でにぎわう駅が今日は閑散としていました。雨で人出が全くなかったのです。
まあそれでも、なんばまで出かけました。そして雨の中懸命にティッシュを配りました。
皆さん雨の中ご苦労様でした。
雨の中ティッシュを配りながら、雨の中でも啓発活動をするということの意義を考えていました。アルコール依存症はその本質がなかなか理解されないものです。一般の認識では意志の弱いおっさんが、酔っぱらって昼間から道端で転がっている、そんなものだと思います。
もちろんそれも実態の一つではあるのですが、もっと知らなければならないのは、誰でもなりうる病気であること。意思とは関係ないこと。断酒しか、治療法はないこと、断酒すれば、まったく普通の人として働き生活できる事、などです。
そして我々がアピールできる最大のことは、断酒していれば、ごく真っ当に普通の人として生きていけているということだと思うのです。
ということで、配っているチラシとティッシュは飲酒運転絶滅ですが、ほんとうに見ていただきたいのは、アルコール依存症の人たちが、断酒して普通の人としてアピール活動をしているところなのです。