かなり前のことなのですが、ある元会員さんが久しぶりに例会に出てきました。数か月前に就職すると退会したのだけど、退会直後に飲んでしまって、それから入院していたけど退院したので、例会に参加したのです。
退会して、自分が断酒会員でなくなったという事で、つい一杯に手を出したら、あっという間に連続飲酒になってしまったそうです。
例会には、まだ入院中の人と一緒に参加されていたのですが、その入院中の人がいみじくも言ってました。「 入院して、酒は止まっています。」
入院中は「禁酒」だから止まっているのです。 。禁酒とは酒を禁じられている状態ですね。「断酒」とは自ら酒を飲まないことを継続することです。言われて止めるか自分で止めるかの差があります。
そこで、今回スリップ再入院した元会員さんの事情に思い当たったわけです。
断酒会で断酒をしていると言っても会に所属していることによって、ある意味酒を禁じられているからこそ酒を飲まずに居続けれるのです。断酒会での断酒は、「禁酒」によって酒が止まっているのにかなり近いです。
断酒会に入ることにより、断酒を継続できるのは、断酒する仲間とともにいるという意味と、自分がが断酒しなければならないという意識が身に着くという事が大きいです、しかしそれ以前に、自分が断酒会員出るということそのものが、飲酒を抑制しているという事もあるのです。
まあ「断酒会」というダサい集団に所属し続けたくないというのもわかりますが、半年や1年断酒会で酒が止まっているから、もう断酒会には所属しなくても断酒継続できると思うのは待ってほしいのです。意識改革ができているつもりになっても実は、ただ自分が断酒会に所属しているという事で飲まずにいられているかもしれないからです。
10年20年と飲み続けた結果なったアルコール依存症です。1年やそこら、修行したぐらいでそう簡単に、酒の魔力から解き放たれると思うのは思い上がりというものです。
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