飛び込み。
地方都市の高級店にとっては永遠の課題と言っても過言ではない、このお客様。
課題1:そろそろ予約することを覚えよう
でも書きましたが、
店のジャンルによっては、飛び込みというのは店にとってもお客様にとっても
全くもってメリットなし。
あるとすれば、暇な日のお店の売り上げ確保みたいなもので、
予約というのは食事を楽しむ上で、とっても大事です。
勇気をもってダイブする必要なんてないわけです。
ただ、僕の住む町では、この予約をする、という習慣がないのか
全く予約のない日なのに、一日終わってみればその月一番の売り上げをたたき出す日なんてのも
珍しくはないわけです。
なので、ワタクシもずいぶんとダイブになれましたが、
本音としては、
ってな感じです。
閑話休題。
実はありがたいことにコメントをいただきまして、
ちょっと引用させていただきます。修作殿、ありがとうございます。
質問もさせてください。前ランチ行く時思ってんけど、ランチも予約っているの?
なんかランチってディナーよりは軽いイメージあるから必要ないと勝手に思っててんけど、、、
気になったから聞いてみました。
なるほどなぁと思いました。
カボリフィオーレ的視点からはとっても興味深い話題だなぁと思ったので、
丁重にお取り上げさせていただこうと思います。
さて、こちらにお答えする前に、ちょっとお話しておきたい内容が。
一口にイタリアン、フレンチと言ったところで、
実はいろいろなお店のジャンルがあるということは、たぶーん、なんとなくご存知のはず。
例えば、和食で言えば
元気なおばちゃんがいつも味噌汁に指突っ込んで持ってくる定食屋があり、
ジャジーなBGMの流れる間接照明であなたの魅力も3割増しの高級居酒屋があり、
メニューなんて存在しないし値段なんて言い値だぜ的な割烹もあるように、
ざっくりわけて、
フレンチには
●RESTAURANT レストラン
●BISTRO ビストロ
イタリアンには
●RISTORANTE リストランテ
●TRATTORIA トラットリア
●OSTERIA オステリア
●TAVERNA タベルナ
●PIZZERIA ピッツェリア
●BAR バール
(あと、カフェッテリアとかジェラテリアとかなんとか色々)
があります。
フレンチは門外漢なので、簡単にだけ説明しますと、
レストランというのは、前菜からデザートまでコース仕立てで食事をするところ、
ビストロというのは、居酒屋と考えてもらえばOKです。
ビストロはそもそも、パリ市内にフランス全土から出稼ぎに来ていた労働者たちのために
各地方の郷土料理を寄せ集めて提供したことがその発祥と言われています。
だから、ビストロと言えばだいたい似た感じの料理が多いですね。
田舎風テリーヌとか、トリッパの煮込みとか。
あんまりフレンチに言及してボロが出るとお恥ずかしいので、
イタリアンに話を変えます。
イタリアンの分類は、もう少し説明を加えるならば以下のとおりです。
●RISTORANTE リストランテ
雰囲気を楽しめる、格式のある高級店を指します。
内装や食器にも高級品が使われ、サービスも料理も特別感を感じられるもの。
ドレスコード(ジャケット着用が必須など)があったりするので、注意が必要です。
コース、またはコース仕立てにアラカルトを注文するのが一般的で、
ワインも高級品をそろえています。
●TRATTORIA トラットリア
リストランテよりは家庭的でカジュアルですが、コースまたはコース仕立てに注文するのが一般的。
プリフィックスコースなどを用意しているお店も多くあります。
料理自体にはそれほど高級感はなく、素朴でシンプルなイメージ。
郷土料理がベースになっていることが多いですね。
高級居酒屋みたいなところでしょうか。
●OSTERIA オステリア
もとは「旅篭」の意味で、日本で言う「居酒屋」「大衆食堂」。
必ずしもコース仕立てでオーダーする必要はなく、パスタなどの大皿料理を
みんなで取り分けてにぎやかに食事をするイメージです。
ただ、実質はリストランテと変わらないお店もあるようです。
TAVERNAタベルナ も似たようなイメージですね。
●PIZZERIA ピッツェリア
専用の窯を持つ、ピッツァ専門店。
軽く夕食をとりたい方のために、前菜からデザートまで一通りのメニューを揃えているところが多いようです。
ちなみにピッツァは、本来軽食(ファーストフード)なので、高級店では扱いません。
リストランテに行って「ピザは無いの!?」とか間違っても言わないように。恥ずかしい思いをします。
ただし、トラットリアやカジュアルな雰囲気のリストランテでは、おいてある場合もあります。
メニューをちゃんと見ましょう。
●BAR バール
早朝から深夜まで営業しており、コーヒーや酒、軽食と何でも揃っています。
イタリア人は、朝はバールでエスプレッソをクッと流し込み、夕方仕事が終わるとバールに集まりビールやワインでがやがやと騒ぎます。
そんな店に通いたいです、ワタクシ。
と、なるわけですが、ここで先の質問に。
ランチというのは、確かにディナーより軽いです。
価格設定も特別安くしていることが多いです。
ディナーは単価8,000円くらいのお店でも、ランチは1,050円でやっていたりとかよくありますよね。
それでも、たとえば、京都のリストランテ イルギオットーネのランチ。
ランチにしては3,675円~と、安くはないですよね。
ここは、系列店では「当日席はございません」とはっきり書いています。
ほかには地産地消イタリアンで有名な山形のアルケッチャーノ
。
ここも、ランチは3,500円からですね。しかも、要予約と丁寧に書いてあります。
こういうところは予約が必要なわけです。
そう、つまり何が言いたいかというと、
リストランテやそれに準ずるクラスのトラットリアなどでは、
ランチでも予約をした方がいい、というか予約が必要です。
または、人気シェフのいるお店、有名店などももちろん予約した方がいいですよね。
ダイブしたは良いけれど席が空いてないとなると、次のお店を探すのも面倒ですし、
デートであればかっこ悪いわけですよ。あなたの魅力も半減なわけですよ。
段取り上手は仕事上手、な素敵社会人を演出できないわけですね。
それに対し、街の洋食屋さんみたいなカジュアルなビストロ・イタリアンであれば
予約はおそらく必要ないですし、もし心配であれば行く前に一本電話を入れればいいでしょう。
予約するに越したことはないですが。
大事なことは、イタリアン・フレンチにはお店のジャンルが色々あって、
その店ごとに服装や振る舞いを変えて臨むのがスマート、ということです。
店のクラスは、店名に書いてあることもありますが、なくてもだいたい価格帯で判別できます。
ネットが充実している世の中なので、下調べも楽でしょうから、ぜひリサーチしてから行くのがおススメです。
あとは経験、です。色々行ってみることでわかることもありますし。
皆様の素敵な洋食ライフを応援して。