■鶴亀

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能の「鶴亀」をそのまま歌舞伎狂言に書き換えたもの。


舞台も能舞台を模した、いわゆる「松羽目もの」です。


皇帝に千年万年の寿命を捧げる舞を、鶴と亀が捧げるという祝いの舞い。


新・歌舞伎座の今後の発展祈念となぞらえているのでしょうか。


鶴の舞は二ヶ月連続。先月は藤十郎が演じ、今月は翫雀。


親子二代、続けての鶴役でした。




■寺子屋


歌舞伎三大狂言の一つ「菅原伝授手習鑑」の一幕。


大恩ある菅原道真の子息、菅秀才の命を救うために


自らの息子の首を代わりに差し出す松王丸。


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しかもその息子が親の忠義のためにっこり笑って命を落としたと聞き、


松王丸は息子を誇りながら嘆きます。


幸四郎の松王丸、重厚な演技でした。少し舌のもつれが気になる?


そして戸浪役の福助が、品があって良かったです。最近、演じ分けが上手いですね。




■三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)


河竹黙阿弥が描いた傑作の導入場面。


偶然にも同じ「吉三」という呼び名を持つ盗賊3人の出会いの場面です。


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女装の麗人・お嬢吉三は菊五郎。


先月の弁天小僧と二月続けて女装の盗賊役。



色男・お坊吉三は仁左衛門。


かっこいいですねぇ。お坊は少し脇に引いたポジションですが、


仁左衛門が演じるとオーラがあります。



そして和尚吉三は幸四郎。二幕続いての大役。


格と人情で盗賊を束ねる男。ややコミカルさも持ち合わせます。


幸四郎、適役ですね。生き生き演じていました。



先月同様、こけら落としらしい演目と配役。



七月以降、急に若手主体の花形歌舞伎になってしまうのが少し物足りないですが、


若手にも歌舞伎座を盛り上げていただきましょう。