この日は第三部を観劇。
座席は3階B席最上段。
お。
役者が立ち止まって演技をすることが多い花道七三も何とか見えるし、
こりゃ下手な三階A席よりもいいかもしれませんねぇ。
■盛綱陣屋(もりつなじんや)
源平の戦いで敵味方に別れてしまった軍師・盛綱と高綱の兄弟。
高綱の息子・小四郎を捕らえた盛綱の砦(陣屋)で舞台は進行します。
天才的軍師である弟・高綱の愛息を捕らえることで揺さぶりをかけたい盛綱。
案の定、逆上した高綱が無謀な特攻をして遂に討たれたという知らせが入るが・・・
武士の駆け引きと、親子愛が絡む秀作。
盛綱役の仁左衛門も凛々しかったですが、女形たちの競演も見どころ。
特に盛綱・高綱の母である微妙(みみょう)は歌舞伎三大老女「三婆」に数えられる難役です。
染五郎の息子・金太郎と松緑の息子・藤間大河の演技も微笑ましい。大きくなったなぁ。
■勧進帳(かんじんちょう)
本公演のトリを勤める演目は歌舞伎随一の人気狂言、勧進帳。
弁慶・幸四郎、富樫・菊五郎、義経・梅玉、というのも最高の顔ぶれですが、
脇を固める四天王に染五郎、松緑、勘九郎、左團次という豪華さ。
幕切れの飛び六方での引っ込みの際には、
「弁慶、日本一!」「待ってました!たっぷり(見せてくれ)!!」と掛け声が。
弁慶が引っ込んで観客が見送った先の一階席後部には
安部総理大臣がいたようで、そちらでも拍手があがっていました。
(三階席からは見えなかったので、何で一階が盛り上がっているのかわからなかったですが)
ちなみに幕間には緞帳の紹介もされていました。
一番緞帳「朝光富士」 提供:永谷園
二番緞帳「春秋の譜」 提供:伊藤園
三番緞帳「水辺の四季」 提供:清水建設
四番緞帳「夕顔図」 提供:LIXIL・川島織物
幕間の時にも目を楽しませてくれる、どれも素晴らしい作品でした。


