
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社の歴史の原点は、150余年前まで遡ります。1853年、ロスチャイルド・ファミリーの一人でイギリスに渡ったナタニエル・ド・ロスチャイルド男爵が、フランスのポイヤック村に位置するシャトーを購入し、その名を「 シャトー・ムートン・ロスチャイルド 」と改めます。その後、曾孫のフィリップ男爵がこの経営を引き継ぎ、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社は、本格的なワインビジネスをスタートさせ、大きな飛躍の道を辿ることになりました。現在シャトー・ムートン・ロスチャイルドをはじめとし、シャトー・ダルマイヤック、シャトー・クレール・ミロンなどを冠するエステートを5銘柄、オーパスワンなどのジョイント・ヴェンチャーを4銘柄、シャトー・クーテの販売の他、ネゴシアン部門を含め取扱商品は60銘柄を超えます。ボルドーの輸出市場において非常に大きな影響力を持つ同社ですが、フィリップ男爵在りし頃から、その革新的な姿勢は少しも変わっていません。バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社は、伝統的なワイン造りを頑なに守り続ける一方で、数々のジョイント・ヴェンチャーにより、新しい銘酒を世に送り出しています。例えば、カリフォルニアワインの父と称されるロバート・モンダヴィ社と、1979年に共同で生産を開始したオーパスワンは、今日、カリフォルニア最高の赤ワインとして世界的に知られる存在になりました。これ以外にも南米チリのコンチャ・イ・トロ社との提携で生まれたアルマヴィーヴァや、南仏ラングドック地方のヴィニュロン・ドゥ・シュール・ダルク社とのジョイント・ヴェンチャーで誕生したバロナークは、各々数量限定の高級ワインとして高い評価を得ています。最近では、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと、シャトー・ラフィット・ロスチャイルドを保有するドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド、そしてシャトー・クラーク・ロスチャイルドを保有し金融業を主に営むバロン・エドモン・ド・ロスチャイルドの三社のロスチャイルド・ファミリーが、一家のこれまでの功績とロスチャイルド家のシンボルとして、シャンパーニュバロン・ド・ロスチャイルドを生み出しました。
世界に誇るフランス・ボルドー5大シャトーのひとつである
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド,オリエント社から
アントニー・グルメル氏をゲストに招いたワインメーカーズディナーに
インポーター様のご厚意でお誘いを受けた。
料理は以前、アレグリーニのメーカーズディナーで
素晴らしいマリアージュを魅せて頂いた、中東 俊文氏。

今回はどのようなマリアージュを魅せてくれるのか非常に楽しみ!
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まずは、Baron de Rothschild Brut [NV]で乾杯!
(シャルドネ50% ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ50%)

貝のサラダと燻製マグロのタルタル
シェーブルチーズとともに
合わせたワインは、Baron Philippe de Rothschild
VIN DE PAYS D’OC Sauvignon Blanc [2011]
(ソーヴィニョン・ブラン)

ウサギのテリーヌとビーツのピュレ
バジルのエスプーマ添え
合わせたワインは、Escudo Rojo Chardonnay [2012]
(シャルドネ)

フォアグラとイチジクのソテー、栗のチップ
合わせたワインは、Mouton Cadet Reserve Sauternes [2009]
(セミヨン 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 15%、ミュスカデル 5%)

伊勢海老のソテー
仔牛すね肉カンネローニの赤ワインソース
合わせたワインは、Mouton Cadet Classique 80th Anniversary Label [2011]
(メルロー90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%)

仔羊カレ肉のローストとばら肉の低温加熱
キノコのソテーと赤万願寺唐辛子
合わせたワインは、Chateau Mouton Rothschild [2008]
(カベルネ・ソーヴィニヨン83%、メルロー17%)

カスタナッチョ、栗のケーキ
イチョウの葉とともに

(ソーテルヌは右から2番目)
今回、とても驚いたのは、途中にソーテルヌが入った事!!
教科書通りだとタブーだけど、これが素晴らしく良かった。
型にハマらない中東さんの戦略に脱帽。
実はこのソーテルヌ、中身はバルサックで最大かつ、
代表的なシャトーでもあるシャトー・クーテのブドウを使用。
シャトー・クーテはソーテルヌの格付け第一級の偉大なワイン。
上品で嫌みのない味わいのソーテルヌとフォアグラの相性は抜群。
この組み合わせを来客にもてなそうもんなら
絶対一目置かれる存在になれるわ。
このソーテルヌは是非仕入れたい!

そして、なんといってもムートン08!
果実香とともに樽由来の上品なヴァニラ香やロースト香は
遠くからでも十分に感じられ、それだけでもドキドキ。
グラスに鼻を埋めると、がっつりとボルドーらしい香り。
外観は深みのあるルビーガーネットで粘性豊か。
味わいは、まだ5年しか経っていないので、
少し荒削り、口蓋にタンニンを感じるが
きめ細かい味わいといい、華やかで豊かな果実味といい
めっちゃ感動してしまった。
普段、こんな高級品を飲む機会が無いので
チビチビ、チビチビとめっちゃ時間を掛けて飲んだw