ボルドープリムール試飲会&セミナーへ参加した。

ボルドープリムールとは?
ボルドーの銘醸ワインは秋に収穫され、
12ヶ月から24ヶ月樽で熟成し、
更に瓶で2~4ヶ月寝かされてから出荷される。
すなわち2012年産ワインの出荷は
2014年の冬から2015年春以降にかけて行われる。
ボルドーでは古くからシャトーの経営を安定させるために
生産されたワインの一部を「熟成」前の状態で試飲し、
「成長」を読み取り「市場」に出す習慣がある。
ワインに対する先物買いの利点
ワインの先物買いの利点は他の投資と異なり、
銘醸ワインの現物が存在し
消費により毎年供給量が減少してゆく事だ。
近年では各シャトーが品質向上のために
厳しい選果を行うため、
マーケットに出回るワインの数量が減少傾向にある。
また、数年前から中国、香港やロシアなどの
積極的な買いが出てくる環境では、
価格が上昇する前に購入しないと、
手に入れることが困難になる場合がある。
毎年、評価が終わると各シャトーは仲介業者と相談して、
販売価格と販売可能数をネゴシアンに通知し、
プリムールワインの販売が世界一斉に始まる。
この第一回目の価格が、ボルドーワインを手にする場合に
最も有利な価格となる。
昨年は5月中旬から5月下旬で1回目の販売が終了した。
更に世界的な売れ行きを見て
各シャトーは2回目、3回目の価格、販売数を発表する。
現物が出てきた時点では(2015年時点)
プリムールとはまったく比べ物にならない、
高い価格で取引されるのが常だ。
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【2012年ヴィンーテージ】
全体的に骨格はおだやかでクラシックなワインに仕上がっている。9月の下旬に雨が集中的に降ったため、収穫のタイミングが大きくワインの質に反映したようである。しかし、一部には収穫のタイミングよりも土壌が重要であり、雨が浸み込みにくい粘土質と雨が浸み込みやすい砂質との差が一番大きいと主張する生産者も。左岸に目を向けると確かに砂質の多いペサックレオニャンは比較的軽めの品質になっている。それでも五大シャトーは選別をしっかりとしておりどれも素晴らしい品質となっている。また右岸では、噂通りにメルローの出来が良いことを実感できた。ボリュームがたっぷりなタイプというより今年はクールで透明感のあるエレガントな状態に仕上がっている印象。
プリムール試飲会には世界の景気を反映してか、前年までの中国、韓国、ロシアからのバイヤーの姿はかなり少なくなり、イギリス、アメリカ、日本人など多くみられ、旧来からのプリムール試飲会に戻ったようである。
天候としては2012年は冬が非常に寒く、乾燥した年であった。2月の平均気温は過去50年間で最も低い温度を記録した。4月は冷たく、雨が多く降った。開花からブドウの色づきまでは例年通りのタイミングであった。非常に乾燥した状態が7月20日~9月20日まで続いたため糖分とタンニンは非常に凝縮された。8月は過去50年間中でも最も乾燥した年の一つであった。9月の下旬から雨が続いた。ボトリシスなどの被害にあったシャトーもあり収穫時期、選別の差で品質にバラツキが出ている。
(株式会社徳岡 HPより)
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