『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』
(原題:Prisoners of the Ghostland)
製作会社 イレブンアーツ
XYZフィルムズ
配給 RLJEフィルムズ
ビターズ・エンド
公開 2021年9月17日[1]
上映時間 105分
製作国 アメリカ合衆国
【スタッフ】
製作
マイケル・メンデルソーン
レザ・シクソ・サファイ
ローラ・リスター
コウ・モリ
ネイト・ボロティン
製作総指揮
ナタリー・ペロッタ
ニック・スパイサー
アラム・ターツァキアン
定井勇二
横濱豊行
監督 園子温
脚本 アーロン・ヘンドリー
レザ・シクソ・サファイ
製作 アメリカ合衆国
【キャスト】
ヒーロー:ニコラス・ケイジ
バーニス:ソフィア・ブテラ
ガバナー:ビル・モーズリー
サイコ:ニック・カサヴェテス
ヤスジロウ:TAK∴
スージー:中屋柚香
ラットマン:YOUNG DAIS
ステラ:古藤ロレナ
ナンシー:縄田カノン
キュリ:栗原類
ナベ:渡辺哲
ガムボーイ:潤浩
忍者:鈴木聖奈
【あらすじ】
ヒーローはプロの犯罪者として名をとどろかせていたがある日、相棒のサイコの暴走により、銀行強盗に失敗する。裏社会を牛耳るガバナーに失敗を責められたヒーローは、身体中に裏切った時に爆発する爆弾を仕掛けられ、ガバナーから自分のもとを逃げ出した女バーニスを連れ戻すよう命じられる。
ヒーローは彼女を探すうち、“ゴーストランド”という町にたどり着く。そこは、東洋と西洋の文化が混じり合う暴力に満ちた町だった。ヒーローは、そこの住人達と協力し、バーニスとともに、ガバナーを打倒することを決める。
【コメント】
園子温監督のハリウッドデビュー作品。混沌とした近未来を舞台に主人公が底辺の住人と協力して悪の親玉を倒すという設定は目新しいものではないが、突端な映像美とバイオレンス描写が得意な園子温には、うってつけの素材である。西洋と東洋が入り混じり、おかしな風習を持つ住民達。武器は日本刀に拳銃。時代背景も地域もまったく分からない仮想都市の表し方は、園子温ならではである。ただし、脚本も手がける園子温だが、今回は監督に専念している。
園子温の作品が、今一つ自分が気に入らないのは、あまりに多作なため、完成度が怪しくなる場合が多いからだ。しかし、今回は初のハリウッド映画。ストーリーにインパクトはなくとも、その映像美をしっかり見せてくれ、完成度も高い。


