ラズベリーパイにサウンドカードを追加 | キャバリア マリーとララ ララとルル ルルとリラ

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             と
とうちゃんのロードバイク走行記録を中心にしたブログです。

テーマ:
ラズベリーパイにメディアプレーヤーをインストールしてUSBメモリに格納した
音源を再生できるようになりました。

ただこれではラズベリーパイのミニジャックから音を出しているだけです。

とうちゃんの耳にはミニジャックからの音でもまずまずと思えるのですが、
4000円とはいえ、せっかく音楽専用コンピュータを導入したのだから
更なる高音質を追求することにし、次の2つを検討してみました。

(1) USB DAC
(2) サウンドカード

手軽に済ますなら「USB DAC」です。
96kHz/24bitで2200円(送料込)というものがあり、思わずポチッと
するところでしたが思いとどまりました。

サウンドカードについて調べてみると、ラズベリーパイはI2S ( Inter IC Sound )
信号を出せることを知りました。

I2SはIC間でデジタル音声データをシリアル転送するための規格です。
汎用インターフェースの「USB」を使うよりずっと高音質が期待できるはず。

I2Sインターフェースのサウンドカードを使いたいと検索すると予算的にも
まずまずの物が見つかったのでポチッ!!

翌日届いたものがこれです。

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「サインスマートHIFI DACサウンドカードモジュール I2Sインタフェース
Raspberry Pi B+ 、Raspberry Pi 2 Model B対応」というもの。
送られてきたのはこれだけで思わず絶句。
説明書なんて入ってません、必要な情報はネットで探せということなのでしょう。

袋から出した時の第一印象は「何だこれは、汚い~~」。
基板の表も裏も半田クズがこびり付いているし、抵抗やコンデンサは真っ直ぐ付いて
いるものはありません。
レジスト基板でなければパターンショートは確実でしょう。
まともなメーカーなら、もう外観検査でアウトの代物です。

裏面にはラズベリーパイと接続する40ピンコネクタがあります。
落としきれない半田のこびり付きはもうあきらめました。

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このサウンドカードのDACはバーブラウン社の「PCM5122」。
32bit/384kHz対応、十分な性能です。

イメージ 3

それにしても汚い基板、DAC表面のシミは一体何なんだろう?
ともあれ、3850円(送料込み)でこの性能とあれば致し方ないか。
動作しなければ即返品するだけと操作テスト開始です。

ラズベリーパイにサウンドカードを取り付けて電源オンしたらすぐ動くわけでは
ありません。
まずはラズベリーパイに入れてある汎用のOSをメディアプレーヤーに特化した
OSに入れ替える必要があります。

メディアプレーヤーのOSとしては「Volumio」、「RuneAudio」
といったところがよく使われているようで、取りあえず「Volumio」を選択。
もちろんどちらもフリーです。

「Volumio」をダウンロードして新品のマイクロSDカードに書き込みます。
出来上がったSDを現状のSDと差し替えればOSの入れ替え終了。
これぞラズベリーパイならではの早わざです。
ウィンドウズやMacではこうはいきません。

ラズベリーパイのマイクロSDを入れ替え、サウンドカードを装着したらようやく
テスト開始となるのですが、「Volumio」を操作するにはラズベリーパイから
ではなく別のパソコンからLAN経由で行うのだとか。

それで、Macからウェブブラウザで、http://volumio.local/ と打ち込むと
「Volumio」の画面が現れました。

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Macから操作するのでラズベリーパイ側にはキーボードもマウスもモニタも不要、
電源とLANケーブルさえ接続すれば動かせます。
音出しの確認のため、音源としてUSBメモリとイヤホンをつなぎました。

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音楽CDをUSBメモリで一括管理してラズベリーパイで運用するつもりで始めた
はずなのにラズベリーパイ以外にもう1台パソコンが必要になってしまった ・・・

ラズベリーパイを導入した意味があるのか ・・・

なんてことが頭の中をよぎりましたが、ここはサウンドカードから音を出すことが
最優先と作業を進めます。

最初にやることは「Volumio」にサウンドカードを認識させることです。
このサウンドカードと「ラズベリーパイ2 モデルB」の組み合わせでは
「I2S driver」の設定は「Hifiberry + 」を選択しなければ
なりません。

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サウンドカードに説明書が無いのでネットの情報が大いに役立ちました。

次に、接続したUSBメモリを認識させればとりあえず設定は終わり。

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プレイリストにとうちゃんのリファレンス音源「ディア・オールド・ストックホルム」
を入れて再生。

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あっけなく音が出ました。
基板の制作品質に不安があったもののこれで返品せずに済みました。

プレイバック画面はこんな具合です。

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画面中央上部にタイトルと音源のビット数、周波数が出るのはグッドです。

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それとブラウズ画面には「ウェブラジオ」が数多く登録されているので試しに聴いて
みました。

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これまでウェブラジオは聴いたことがなく初めて聴いてみましたが、iPod付属の
さしたることのないイヤホンでもその音の良さにビックリしました。
これならウェブラジオを聴くだけでも「Volumio」を使う価値はあります。

「Volumio」は直接システムファイルを編集することなく「メニュー」から
設定できました。

念のため、Macからリモートログインで入ってみるとネットではおなじみの表示が
出現。

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ログインしたものの特段することがなくすぐにログアウト。

無事に音が出たのでひとまず「Volumio」の採用を決定しました。
しかし新たな課題が発生!!

(1)「Volumio」を使うにはLAN接続したパソコンが必要。
   スマホからでも操作できるけれどとうちゃんはガラケー使い ・・・

(2)我が家のLANは有線主義で1階のみ設置
   オーディオコンポは2階なので無線LANを設置すれば済むけれど ・・・

そもそもUSBメモリに入れた音源の再生にパソコンを使いたくないという理由から
ラズベリーパイを導入したのに、ラズベリーパイ+パソコンという組み合わせに
なってしまった ・・・

なんか別の方向に進んでいる ・・・

コンパクトに纏めるつもりがまさかのシステム拡大。
でも、「Volumio」は使いたい。

ならば ・・・
 どうしたものか ・・・
   う~ん、うう~ん ・・・

とうちゃん、コンパクトに「Volumio」を使う手立てを考え始めるので
あります。
          === 続く ===

マリララは ・・・
「そんなこたぁ、どうでもいい。  あれさえあれば ・・・ 」

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